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前髪を自分でカット プロ美容師が伝授する“失敗しないコツ”
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前髪の両サイドを切りすぎないようにするのがコツ
ハサミ選びのコツが分かったところで、次は失敗しない前髪の切り方です。前髪を自分で切って「失敗した!」という経験がある人は、もしかすると次の3つのことをやっているかもしれません。
【前髪セルフカット3つのNG行動】
・揃えたいと思っている長さに切る
・バッサリと一気に切る
・髪を持ち上げて切る
金沢さんによると、「少しずつ前髪を指で挟み、揃えたいと思う長さよりも毛先を残してカットしていく」のがコツだそうです。そして、切る度に鏡をやや引き気味にして遠目からチェック。全体像を把握しつつ少しずつ進めると、失敗しにくいとか。
また、指で挟んだ前髪を、美容師さんがやるように額から離して高く持ち上げて切るクセには要注意。切りすぎて思ったよりも短くなってしまう原因だそうです。
○失敗しない前髪の切り方
1、前髪とサイドの髪を分ける。くしを使って右サイドと前髪を一緒にとかし、前髪より長い顔回りの毛を右耳の上辺りで、クリップピンを使って留める。左サイドも同様に
2、さらに、前髪の両サイドを切りすぎないように、左右の端から数ミリの束を取り両サイドのピンで留め直す
3、分け取った前髪を、ハサミを持たない方の手の、人差し指と中指で挟む。その際、切りたい箇所より少し上を挟み持つ。持ち上げすぎないように注意
4、端からハサミを縦に入れていく。刃先だけを使い、細かく切る。思っているよりも数ミリ長めに切るのが失敗しないコツ。少しずつ切って鏡で確認
すきバサミで毛先を調整 両サイドの髪も前髪になじませる
5、毛先の量を調整するため、前髪を表面と内(額)側でブロッキングする。前髪の表面部分をくしですくい持ち上げて、内側の髪を3分の1ほど残す。内側の前髪は切らないようにサイドの位置でピンを使って留める
6、分けておいた表面の髪を指で挟み、調整していく。毛先から3分の1くらいのところにすきバサミを縦に入れていく。前髪の根元からは入れないこと
7、6ですきバサミを入れた前髪をさらに表面と内側に分ける。内側部分はサイドの位置でピンを使って留める。表面部分に同様にすきバサミを縦に入れていく。こうすることで自然に表面に向かって薄くなるグラデーションを作ることができる
8、留めたピンを外す。2の両サイドの髪の毛を前髪になじませるには、2の部分にすきバサミを斜めに入れて2~3回カットする
金沢さんによると「前髪のセルフカットは、“臨時措置”としてちょっと邪魔だな、と思うくらいに残して切っておくと後悔しないでしょう」とのこと。最後は美容室できれいに仕上げてもらう方が安全です。
「Euphoria GINZA GRANDE(ユーフォリア ギンザ グランデ)」トップクリエイター。愛され、モテヘアやフェミニンなミディアムスタイルを得意とし、カットセミナー講師も担当。「来た時より小顔になる!」と定評がある。
(Hint-Pot編集部)