からだ・美容
顔が最も魅力的に見える「ゴールデン角度」は? 顔立ちによって異なることが判明
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ビデオ通話や鏡で自分の顔を見た時、「何だか映りが悪い……」と思ったことはありませんか? 出かける前やメイクの後、見栄えが良いと思う「自分的キメの角度」での確認も心当たりがあるでしょう。見る角度で顔の見え方が異なることは誰もが日常で感じていますが、改めて調査した結果、魅力的に見える角度は顔立ちによって異なることが判明しました。
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「キメの角度」はあっても、それが絶対という自信はない?
資生堂ジャパン株式会社は2020年2月、20~40代の女性516人を対象に「顔の角度」に関するインターネット調査を実施しました。まず、他人を見る際に「正面からだけでなくさまざまな角度から見ている」と回答した人は、何と79%。割合は正面が6割、それ以外が4割となり、角度によって印象が変わると感じた人も84%に達しました。
次に、自分の顔について「好きな角度や好きではない角度がある」と回答したのは全体の64%。その角度が気に入っている理由には以下が挙げられました。
「角度を付けると顔がシャープに見える」(29歳)
「目が他の角度よりも大きく見える」(25歳)
「小顔に見え、彫りも一番目立つようになる」(38歳)
角度の影響は大きいと考えられる一方、「自分で魅力的・素敵だと思う顔の角度と、他人から見られた時の魅力的・素敵な角度は違うと思いますか?」との設問では、「そう思う」が51%、「分からない」が44%に。さらに「他人から見られた時の、自分の魅力的・素敵な角度を知っていますか?」という設問では「知っている」が7%にとどまりました。
本当に「魅力度が高い」角度を徹底調査!
どうやら、「キメの角度」はあってもそれが本当かは自信がない、という意見が大半のようです。そこで次に、同社が独自制作したさまざまな角度の表情画像で、ベストと思われる角度を質問。結果は、平均的な顔立ちの場合、最も「魅力度が高い」と評価された角度は「縦:上に10度、横:左に30度」となりました。さらにこの角度は、「最も年齢が下に見える(若く見える)角度」と「最も肌にハリがあると感じる角度」でも見事1位に。対して「最も年齢が上に見える角度」の1位は「縦:下に20度、横:正面0度」でした。
加えて、同社の研究データ(顔立ち分析法)を元に顔立ちを「フレッシュ」「キュート」「クール」「フェミニン」の4グループに分けて、それぞれでベストと思われる角度を調査しました。
○フレッシュ(顔の長さがやや「短く」、顔のパーツが「直線的」) 縦:正面0度、横:左に15度
○キュート(顔の長さがやや「短く」、顔のパーツが「曲線的」) 縦:上に10度、横:右に30度
○クール(顔の長さがやや「長く」、顔のパーツが「直線的」) 縦:上に10度、横:左に15度
○フェミニン(顔の長さがやや「長く」、顔のパーツが「曲線的」) 縦:上に10度、横:左に30度
一口に角度といっても、細かく調べると意外にも奥深いようです。まずは顔のタイプを判断して、自他ともに認める「キメの角度」を“鍛錬”してみたいものですね。
(Hint-Pot編集部)