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無限にジャガイモが食べられる!? 脱マンネリ魚介系ソース2選
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ジャガイモは品種によって春と秋、2回の収穫時期があります。春のジャガイモは「新じゃが」とも呼ばれ、完熟前に収穫した、皮が薄くみずみずしいものがよく出回ります。一方、秋のジャガイモは皮が厚く、実がしっかりと太り、甘味が強い品種が多いようです。あれこれと加工しなくてもおいしくいただけるのが、秋のジャガイモの魅力。そんな“秋じゃが”ですが、実は魚介類とも好相性。無限に食べられる!? ジャガイモに添えるだけ・かけるだけでおいしくなる、簡単かつ日持ちするソースのレシピをお届けします。
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塩辛のコクが抜群! 野菜炒めなどにもアレンジ可能な濃厚ソース
茹でたて・ふかしたてのジャガイモにたっぷりとかけていただくと、とにかくおいしい! ついついお酒が進む一品です。焼きたてのバゲットやクラッカーに載せてもOK。また、キャベツを炒める時に絡めてもおいしく、アレンジの利くソースですよ。余ったら煮沸消毒した瓶に保存し、なるべく早めに使い切ってください。
○イカ塩辛バターソース
【材料】(作りやすい分量)
イカの塩辛 200g
バター 200g
料理酒 50ml
黒コショウ 大さじ1
マヨネーズ 大さじ5(お好みで増やしてください)
しょうゆ 大さじ2
塩 少々(お好みで量を調節してください)
【作り方】
1、バターを冷蔵庫から出し、室温に戻しておく。料理酒は小さな鍋に入れ、沸騰させてアルコール分を飛ばす。煮切った後は、冷ましておく
2、塩辛と煮切った料理酒をフードプロセッサーにかける(塩辛を包丁でたたき、ヘラなどを使って混ぜていってもOK)
3、2にマヨネーズ、しょうゆ、塩を加えてかくはんする
4、やわらかくなったバターを半量加え、さらにフードプロセッサーで混ぜる。よく混ざったら残りのバターを加え、完全に混ざるまでかくはんする
5、4をボウルに取り出し、黒コショウを振る。ヘラなどを使って、空気を含ませるようによく混ぜて完成
塩辛の塩味に合わせて、しょうゆや塩の量は調整してください。5の工程を行うことで舌触りが格段に良くなるので、この工程だけはフードプロセッサーは使わず、必ず手作業で行ってください。
アンチョビの塩味がジャガイモの甘みとマッチして、ビールのおつまみに最高の一品に。ポテトフライも良いですが、ジャガイモをよく洗って皮ごとくし切りにし、トースターでローストするのもおすすめ。材料がシンプルなのもうれしいところ。
○アンチョビソース
【材料】(1食分)
アンチョビオイル漬け フィレ3枚
塩 2つまみ
黒コショウ 少々
エクストラバージンオリーブオイル 大さじ2
【作り方】
1、アンチョビのフィレをまな板の上に並べ、包丁で細かくなめらかになるまでよく叩く
2、1をボウルに入れ、オリーブオイル、塩、コショウを加える
3、小さい泡立て器、またはスプーンを使い、よく混ぜ合わせれば出来上がり
グラタン皿に洗って薄切りにしたジャガイモを並べ、その上にこのソースを回しかけ、オーブンやトースターで焼いてもおいしくなります。
これから旬を迎える“秋じゃが”。シンプルな料理で、その旨みを存分に楽しんでみてください。
(和栗 恵)