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メーガン妃は「王室に戻ることを望んでいない」 王室専門家が主張 2人は「この数か月で退路を断った」
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米大統領選への投票を促す“政治的発言”で、英国に衝撃を与えたヘンリー王子とメーガン妃。英王室の原則である政治的中立に反するなどとして、著名人から一般人までが辛辣な批判を唱えた。さらに先日、王子は「人種差別を学ぶ必要がある」と「批判覚悟」で発言し、またしても議論に。この状況について、記者・王室伝記作家のペニー・ジュナー氏は「彼らは退路を断った」とする一方、同時にメーガン妃は「王室に戻ることを望んでいない」とも主張した。ただしヘンリー王子については「いつか帰り道を見つける」としている。
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ヘンリー王子はメーガン妃と「同じ政治的野心を持っていない」
記者・王室伝記作家のペニー・ジュナー氏は先頃、英大衆紙「ザ・ミラー」に寄稿したコラムで、ヘンリー王子とメーガン妃は「過去数か月で退路を断った」とした。王室伝記作家としてカミラ夫人やウイリアム王子、ヘンリー王子などの伝記本を多数手がけた人物の言葉だけに、これまで夫妻がいかに危うい行動を取っていたかをうかがい知ることができる。
ただしジュナー氏は、「現在のところ(退路を断ったことが)2人を悩ませているようには見えない」とし、メーガン妃は「(王室に)戻ることを望んでいると見ることはできない」と続けた。それはメーガン妃が「ロイヤルファミリーには政治的野心を持つ人の居場所がないと発見した」からであり、また妃は「女性としても、有色人種の女性としても、自身の周囲に変化の必要性を感じている」とした。
しかし、ヘンリー王子については、妃と同じ政治的野心を持っていないとの考えを示し、王子の情熱は何らかの形で不利な立場にある人々、特に子どもたちを助けることだったと指摘。困難な子ども時代を経て連日のパーティーなどでマスコミをにぎわせたが、軍への入隊後は目覚ましい成長を遂げ、ついには傷痍軍人のためのスポーツ大会「インビクタス・ゲーム」設立に至る「世界の中に居場所を見つける」までの長い過程を詳細に書き記し、「たぶん彼はいつか帰り道を見つけるだろう」と続けた。
妃の政治的野心については、近頃多くのメディアが報じている。ある情報筋は米誌「ヴァニティ・フェア」に対し、妃が米国の市民権を放棄したくない理由の1つは「政治に参加する選択肢を持っているから」と述べた。夫妻が王室の称号を諦めた場合は、妃の大統領選出馬もあり得るとしている。
ところが他の情報筋は、妃が政治に関心を抱いていることを否定しない一方で、政界入りの野心は抱いていないと述べた。いずれにせよ、政治に対する積極的な発言を恐れなくなった夫妻をめぐり、今後もあらゆる見方や意見、批判が飛び交うはずだ。
(Hint-Pot編集部)