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メーガン妃とヘンリー王子 エリザベス女王に“軽視”され心外 “王室引退”を決意した一件とは
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昨年のクリスマススピーチ 女王の机上にヘンリー王子一家の写真がなかった
昨年のクリスマス、エリザベス女王は毎年恒例のスピーチをバッキンガム宮殿で行ったが、その際にあることが大きな話題を呼んだ。女王が座った机には複数の写真立てが並んでいたが、そこにヘンリー王子とメーガン妃、長男アーチーくんが写る写真がなかったのだ。この事実に夫妻は動揺し、“軽視された”ような気持ちになったと専門家は分析。翌年1月の“王室引退”発表に結び付く要因になったと報じられている。
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英大衆紙「デイリー・ミラー」が掲載した記事によると、ヘンリー王子とメーガン妃の非公式伝記本「Finding Freedom(自由を探して)」には、エリザベス女王の机の上に自分たちの写真がなかったことで、ヘンリー王子とメーガン妃は王室での役割を考え直すしかなかったとの記述があるという。
ロイヤルブルーのスーツに身を包んでスピーチするエリザベス女王が座る机には、確認できる限り4つの写真立てが並んでいる。父親のジョージ6世、夫のフィリップ殿下、長男のチャールズ皇太子夫妻、そして孫のウイリアム王子一家。そこに自分たちがいなかったことが、ヘンリー王子とメーガン妃を傷付けたようだ。
王室コメンテーターのラッセル・マイヤーズ氏は英民放「チャンネル5」に出演し、伝記本から2人がこの件についてどう感じたのか詳しく知ることができると説明。写真がなかったことから「軽視されたという印象を受けていました」と、明らかに2人の気持ちに影響したと分析した。
ちなみに、前年2018年のスピーチの際には、チャールズ皇太子夫妻とウイリアム王子一家、ヘンリー王子夫妻が並ぶ家族写真が置かれていた。
しかし、ヘンリー王子夫妻は王室メンバーだった昨年、プライベートジェットを多用するなど莫大な支出が批判された他、メーガン妃がメディア上で父親や異母兄姉に非難されるなど、英王室のイメージを著しく傷付けた一面もある。このため一方では、女王が写真を外す決断に及んだ原因を2人が作ったという見方も存在している。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)