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“働く主婦層”は世帯年収900万円でも18%以上が不満? 「夫の年収1000万でも余裕ない」
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一口に「世帯収入」といっても、どの程度の金額で「満足」できるかはそれぞれ。共働きか、子どもがいるかなど、環境によっても変わってくるはずです。「あればあるほどうれしい!」という意見も多いでしょうが、実際に調査してみると900万円以上あると75%以上の人が「満足」できることが分かりました。
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現在の世帯収入に満足している人は48.3%
ビースタイルグループ(株式会社ビースタイル ホールディングス)による人材サービス「しゅふJOB」。その調査機関である「しゅふJOB総研」は2020年9月、「世帯年収への満足度」について働く主婦層607人にアンケート調査を実施しました。
まず、現在の世帯収入については「大いに満足(7.1%)」と「やや満足(41.2%)」を合わせて48.3%が「満足」していることが分かりました。一方で、「やや不満(25.5%)」と「大いに不満(14.8%)」は合わせて40.3%に。「どちらとも言えない」は11.4%でした。
その内訳に年齢での違いはあまりなく、「大いに満足」と「やや満足」を合わせた「満足」組は30代以下が50%、40代が50.4%、50代以上は45.9%でした。
では、子どもの人数別での「満足」度はどうでしょうか。「子どもがいない」人の52.6%に対して、「子ども1人」は46%と数字が下がります。しかし、逆に「子ども2人以上」では47.9%と上昇。子どもが多いほどお金はかかるはずですが、世帯収入に納得している層は少なくないようです。さらに回答者の年齢と同様、子どもの人数でも満足度に大きな違いは見られませんでした。
ただ、やはり収入額で比較すると、数字には大きな変化が出ました。世帯収入が「500万円未満」の人で「満足」と答えたのは計22.9%のみ。計64.9%の「不満」が大きく上回りました。また「500万円以上700万円未満」も「満足」は計26%、「不満」は43.5%に。
しかし、これが「700万円以上900万円未満」になると、「満足」は52.5%、「不満」は42.4%と数字は逆転します。さらに、「900万円以上」では「満足」が76.2%、「不満」は18.6%となりました。
どうやら「満足できる世帯年収」のボーダーラインは900万円前後のようです。500万円未満の層と900万円以上の層とでは、満足度に3倍以上の開きがありました。