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ヘンリー王子とメーガン妃 ネトフリとの契約で王室から「追及がある」? 専門家が指摘
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今年早々に“王室引退”を宣言し、3月末をもって王室の主要メンバーから離脱したヘンリー王子とメーガン妃。英国のEU離脱をもじって“メグジット”と呼ばれた衝撃の引退劇は来年3月、これまでの1年間を見直す「レビュー」が予定されているが、専門家は米動画配信大手「ネットフリックス」との契約がこれに大きな影響を与えると予想している。英紙が報じている。
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経済的自立は実現もネトフリとの契約は大きなマイナス要素か
英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が掲載した記事によると、エリザベス女王がヘンリー王子に返上させた軍関係の役職をそのまま空席にしているのは、1年後の復帰、つまり来年3月の復職を見越しているからだという。しかし、王室専門家のリチャード・フィッツウィリアムズ氏は、9月に王子夫妻がネットフリックスと契約したことが、“メグジット”のレビューに大きく影響を与えると主張している。
同氏はまず、ヘンリー王子とメーガン妃がネットフリックスと契約したことで「念願だった経済的自立が実現しました」と指摘。さらに「2人は新型コロナウイルスのパンデミックが終息し次第、一日も早く新財団『アーチウェル』を設立させたいと考えています」と、夫妻の思惑を解説した。
一方、「『ザ・クラウン』シーズン4で英王室が意図的に悪意をもって描かれていることを考慮すると、夫妻のネットフリックスとのビジネスについて追及があるはずです」とも言及。来年の“メグジット”のレビューにあたり、同社と契約したという事実は今後の“復帰”をさらに難しい方向に向かわせるのではないかとの見方を示した。
ヘンリー王子とメーガン妃はネットフリックスと主にドキュメンタリーや子ども番組の制作を行うという内容で契約し、「ザ・クラウン」には今のところまったく関与していないとされている。しかし実の両親のチャールズ皇太子とダイアナ元妃の険悪な結婚生活が描かれた新シリーズが議論を呼ぶ中、ヘンリー王子は沈黙を守り、その姿勢が英国内で「身内の恥も売った」と批判されている。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)