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ヘンリー王子とメーガン妃 長男の生声を初披露も“賛否両論” ポッドキャスト番組は「退屈」の声も

公開日:  /  更新日:

著者:森 昌利

ヘンリー王子とメーガン妃、アーチーくん【写真:Getty Images】
ヘンリー王子とメーガン妃、アーチーくん【写真:Getty Images】

 スウェーデンの楽曲配信サービス大手「スポティファイ」と3000万ポンド(約42億円)ともいわれる巨額契約を締結したヘンリー王子とメーガン妃夫妻が現地時間12月29日、ポッドキャスト番組を初配信。1歳7か月の長男アーチーくんの生声を初披露した。2020年クリスマスカードでは父に抱っこされたシーンが描かれて話題になっていた。ただ、番組の内容についてはリスナーから「退屈」などと批判の声も上がっているという。

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アーチーくんは「Happy New Year」と話し、笑い声も

 メーガン妃とヘンリー王子によるポッドキャスト番組がいよいよ始まった。欧米ではクリスマスから始まる年末年始休暇のホリデー・シーズンで、関心を集めるには絶好のタイミング。約33分間の番組では英シンガーソングライターのエルトン・ジョンや女子テニスで4大大会3勝を誇る大坂なおみ、英コメディアンのジェームズ・コーデン、米政治家のステイシー・エイブラムスら豪華ゲストを招き、新型コロナウイルスのパンデミックに見舞われた2020年を振り返るともに2021年への希望を語った。

 そんな中、最も話題をさらったのは1歳7か月の長男アーチーくんだったようだ。英大衆紙「デイリー・ミラー」によると、初めて生声が公開された。

 アーチーくんはメーガン妃から「Archie, is it fun?(アーチー、これは楽しい?)」と聞かれ、「fun(楽しい)」と発している。次に夫妻が「Happy」「New」「Year」と一言ずつ語りかけると、そのまま続けて「Happy」 「New」 「Year」と復唱。ひと足早く新年の挨拶をするとともに、かわいらしい笑い声を立てて聴衆を喜ばせた。

 ただ、番組の内容についてはリスナーから賛否両論の声が寄せられている。英大衆紙「デイリー・メール」によると、2人のポッドキャスト番組の内容について、SNSでは「退屈で説教臭い」などの声が上がったという。

 メーガン妃は番組で、1960年代に米国で公民権運動を指導したマーティン・ルーサー・キング牧師による「暗闇では暗闇の中にいる人を救えない。光だけが救える」という言葉を引用。「愛こそ最後に勝利する」というメッセージを前面に打ち出したが、「コンクリートを見つめている方がまし」「吐き気を催すような内容」など批判の声が寄せられた。

 さらに、アーチーくんを登場させたことにも疑問の声が上がった。“王室引退”の理由の一つにアーチーくんの「プライバシーの保護」があるとされていることから、「このポッドキャスト番組を聴いて(ヘンリー王子の一家の)プライバシーを侵害しないと決めた私に賛同してほしい」という投稿を「メール」紙は掲載している。

 一方でもちろん“擁護派”もいる。アーチーくんの登場に「心温まる」「愛らしい」「アーチーくんからのキュートで楽しいサプライズ」などと歓喜の声も寄せられている。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)