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ヘンリー王子とメーガン妃 “王室引退”振り返り会談は不要? 王室側も「現状は機能」と認識か
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今年の3月末日でヘンリー王子とメーガン妃夫妻の“王室引退”から1年。当初は1年後にエリザベス女王とヘンリー王子が振り返りの会談を行い、問題があれば見直される予定だった。しかし先の報道によると、コロナ禍の影響により対面での会談は中止。さらに王室専門家はこのほど、王室側と夫妻側の双方が「現状は機能している」と認識し、見直しの必要はないと判断している状況を語った。
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「夫妻側とエリザベス女王らの間にはコミュニケーションがある」
雑誌「ヴァニティ・フェア」の王室担当編集者で王室専門家のケイティ・ニコール氏はこのほど、インターネットテレビ局「トゥルー・ロイヤリティTV」の番組に出演。この内容を報じた英大衆紙「ザ・サン」によると、同氏は“王室引退”の見直し会談がキャンセルされたと語った。
その上で同氏は「私の認識では、夫妻側とエリザベス女王、チャールズ皇太子、そしてウイリアム王子との間にはコミュニケーションがあり、双方が『(現状は)機能している』との見解です」と証言した。
もちろんコロナ禍の影響で渡航が制限されている現実も大きいが、王室側は「ネットフリックス」や「スポティファイ」との大型契約を含め、“王室引退”後の夫妻の活動には“問題なし”という意向のようだ。
また見直しには、夫妻が王室復帰を望んだ場合に“温かく迎え入れる”というオプションもあったが、現状維持なら夫妻の劇的な復帰の可能性は完全に消滅したとも考えられる。
ただし、このまま“王室引退”となれば、ヘンリー王子は軍関係の称号をすべて返上しなくてはならない。この点について同氏は、「自身の軍隊経歴を誇りとするヘンリー王子にとっては大きな痛手となりそうですが、最終的な決断はエリザベス女王が下すと聞いています」と語った。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)