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東大卒業生1113人が回答 合格する人の傾向は「時間の使い方が上手」
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早くから対策すべき教科1位は「数学(数学I・数学A)」
早くからの対策が奏功する東大受験。その分、苦労も大きいようです。「東大を受験するにあたり大変だと感じたこと」を自由回答で尋ねる設問では、以下の声が寄せられました。
【東大を受験するにあたり大変だと感じたこと】
「科目数が多いので、まんべんなく高得点を取らなければならないこと」(40代・男性・会社員)
「むやみに勉強に時間をかけるのではなく、効率良い勉強をするための参考書選びと、試行錯誤して勉強方法を見つけ出したこと」(40代・男性・自営業、自由業)
「解き方や勉強時間、普段の生活など時間の効率化」(40代・女性・会社員)
「試験問題が特徴的だったのでそれに応じた思考を身につける」(50代・男性・会社員)
難関大学だけあり、試験問題が特徴的だったり科目数が多かったりと、一筋縄ではいかないことが伝わってくる回答ですね。勉強をただすればいいわけではなく、効率化のために自分なりの工夫をすることが必要だと考えられます。その具体例を知るために、次の自由回答を見てみましょう。
【東大を受験するにあたりやっておいた方が良かったこと】
「小学校くらいからしっかり勉強すべき」(40代・女性・会社員)
「適切な指導者の元での学習」(50代・男性・会社員)
「どの科目も、基礎をしっかり押さえておくこと」(60代・男性・経営者、役員)
「幼稚園時の学習環境」(60代・男性・経営者・役員)
やはりここでも「幼い頃からの学習」という声が見られました。受験科目の中でも早く対策すべき教科については、1位が「数学(数学I・数学A)」(47.2%)、2位が「数学(数学II・数学B、簿記・会計、情報関係基礎)」(41.4%)という結果に。理数系で苦労した人が多いようです。受験科目が多いため、苦手なものは早くから対策をしておかないと、後から大変なことになってしまいますね。
東大を卒業して「社会人になってからの選択肢が増えた」
では、実際のところどのような人が東大に合格しているのでしょうか。東大に合格する人の傾向に関する設問では、以下のような回答が寄せられました。
【東大に合格する人の傾向があれば教えてください】
「早くから勉強する習慣がついている」(30代・女性・会社員)
「朝型で学習習慣がついていて、小さい時から時間の管理など、自分でできる人が多い。時間の使い方が上手」(40代・女性・会社員)
「勉強習慣とオンオフの切り替え」(50代・男性・会社員)
「自分で興味を持って調べる人」60代・男性・会社員)
小さい頃からの習慣づけが肝心のようです。これまでの設問と回答を踏まえると、意欲が出た小さい頃からなるべく早く学習環境を整えてあげることが、後に実を結びやすいといえるでしょう。
早くからの努力が必須の東大合格。苦労の末に得られるメリットとは一体何でしょうか? 最後の回答を見てみましょう。
【東大を卒業して良かったこと】
「すごいな、敵わないなと思う友人や教員に出会えたこと」(女性・30代・会社員)
「社会人になってからの選択肢が増えた」(40代・男性・会社員)
「就職で苦労しない」(40代・男性・会社員)
「学問についてもその他についても、第一線にいる人たちに影響を受けることができた」(40代・男性・会社員)
「広く良い教養を学べたこと、良い教授陣、良いクラスメートに出会えたこと」(50代・男性・会社員)
厳しい受験勉強を勝ち抜いた全国の学生たち、そして彼らを指導する教員。ともに高レベルであることは想像に難くありません。切磋琢磨できる友人や尊敬できる教員の存在は、人生においてかけがえのない宝にもなります。今回の調査は東大に限定したものでしたが、東大に限らず大学受験を考えているお子さんがいるご家庭も、早めに無理のない受験対策を考えておくといいかもしれませんね。
(Hint-Pot編集部)