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ヘンリー王子とメーガン妃 英国内からファンにカードを発送 王室ロゴも使用し話題に
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英国王室メンバーのクリスマスカードは、毎年そのデザインや使われた写真が大きな話題を呼ぶ。ヘンリー王子とメーガン妃夫妻が昨年送ったカードでは、写真をイラスト加工したものが使われたため若干の物議を醸した。そして年が明けて約1か月が過ぎた今、夫妻にカードを送ったファンの元に新たなデザインの返礼カードが届いたという。SNSで公開されたそのカードには、2018年のロイヤルツアーで撮影された写真が使用されていた。
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消印はバッキンガム宮殿内の郵便局 ファンがブログで詳述
王室メンバーはもちろん、カードを送るだけではない。ファンからも大量のカードが送られるため、返礼カードを送付することがある。英国王室のみならず世界の王室を愛する熱心なファンはこのほど、ヘンリー王子夫妻からクリスマスカードの返礼カードが届いたことをブログやツイッター(@GertsReplies)、インスタグラム(gertsreplies)で報告した。
ファンがブログで報告した詳細によると、封筒の消印はバッキンガム宮殿内の郵便局。その脇にある英国の郵便事業会社「ロイヤルメール」が料金支払いを示す部分(切手に相当)には「W4047」の番号があり、これは王室助成金「ソブリン・グラント」が支払ったことを示しているという。また封筒の裏には、プリンス・オブ・ウェールズの王冠の下に王子の「H」と妃の「M」が組み合わさった、「ロイヤルサイファ」と呼ばれる王室メンバーのシンボルマークが印刷されていた。
中身の返礼カードに使用された写真は、2018年に初のロイヤルツアーとして16日間にわたりオセアニア諸国を訪問した際、オーストラリアのダボ市で撮影された一枚。雨の中でスピーチ台に立ち笑顔を見せる王子に、同じく笑顔のメーガン妃が傘を差しかけている瞬間だ。英雑誌「ハロー」によると、市長が自身の傘を夫妻に渡そうとした時、妃が優しく「私が持ちます」と言ったという。ちなみに夫妻はこの時、最初に到着したシドニーで第1子懐妊を発表していた。
この写真は懐妊のお祝いカードを送った際の返礼カードでも使われていたそうだが、ファンは「写真を使い回すことは珍しくない」としている。また、カードの裏面には「思いやりのあるメッセージをありがとうございます」といったお礼の文言が印刷されていた。
このファンはかねがね、夫妻の“王室離脱”後に夫妻の郵便物がどのように処理されるのか気になっていたという。だが昨年、チャールズ王太子とカミラ夫人の公邸クラレンス・ハウスが請け負うとの発表があった。よって今回の返礼カードもクラレンス・ハウスによる発送と考えられている。
皇太子は昨年5月、米国移住した王子一家に“仕送り”していることが報じられた。個人資産から年に2億円超という膨大な金額で世界を驚かせたが、現在もこうしてカードを送ることで次男夫婦を支えているようだ。
(Hint-Pot編集部)