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漫画

小鳥の水飲み事故なぜ起きる 注意喚起の漫画が話題 愛鳥家も「知らなかった」の声

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

子ども時代の経験談が多数 大人のサポートが欠かせないことを実感

 なぜこの漫画を描こうと思ったのか、またどのような気付きがあったのか、めのう文庫さんに話を聞きました。

 
Q.今回の漫画を描こうと思ったきっかけや理由を教えてください。
「2年半前に家族がサザナミインコを飼い始めたので、お世話の手伝いをするようになりました。それから健康管理については飼育書と獣医師発信の情報を、ロスト(迷子)対策や事故例についてはSNSなどで調べるようになりました。調べるうちにペット動画で危ないものが気にかかるようになり、声かけを始めました。ただ『危ない』の連呼だけでは通じにくいと考えたので、何がどうなって起きる事故なのかを改めて漫画でまとめました」

Q.多くの反響がありましたが、感想を読んで気が付いたことがあれば教えてください。
「長く鳥を飼っている方からも『飼育書にも書かれていなかった』という声が寄せられました。飼育書は獣医師の症例を基にするため即死事故のデータはないのかもしれません。

 また、飼育用品の選び方について、なるべく専用の商品を選んだ方が良いとの声が上がる一方で、鳥種による体格の違いを指摘する方もあり、『なるほど』と思いました。ウズラの雛の水入れには専用品では大きすぎるからペットボトルキャップを使う、一輪挿しのような細長い菜挿しはキンカチョウなどの小型鳥では溺死の原因になるなど、私も知らなかった話が多く寄せられ勉強になりました」

Q.心に残った感想を教えてください。
「中には『SNS映えのために動物に危険なことをさせるからだ』との非難の声もありました。実際、SNSのペット動画には、動物の安全を考えていないものも多くあり、私も苦々しく思っています。

 しかし、実際の経験談は子ども時代のものがほとんどでした。子どもにそこまでの危険予知は難しいでしょうし、生き物も飼い主を選べません。子どもの動物飼育には、大人のサポートが欠かせないと改めて実感しました。SNSユーザーは大人ですから、迂闊に動物に危険なことをさせないでほしいです。

 今回の漫画も実は、SNSに上がっていた面白動画(実際は事故動画)から事故の状況をチェックして描きました。一方で、何ら問題のないお世話を虐待だと誤解する人もいるので、安易な決めつけは避けていただければと思います」

 
 愛するペットとの死は悲しく、事故による死別は可能な限り避けたいもの。今回のめのう文庫さんの漫画をきっかけに、小鳥へ正しい水飲み・水浴びの環境が用意され、1つでも多く悲しい事故が避けられることを願います。

(Hint-Pot編集部)