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ヘンリー王子夫妻の米インタビュー番組 王室との“溝”が深まり再編集か
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現地時間15日に発表されたヘンリー王子とメーガン妃のインタビュー番組出演。インタビュアーが米俳優・有名司会者のオプラ・ウィンフリーとあって、語られる内容への注目が高まる中、現地時間19日には王室側から、夫妻は「現役王室メンバーとして復帰しない」とする声明が発表された。これにより夫妻が有する軍名誉職とパトロネージュ(ロイヤルパトロンとしての立場)がエリザベス女王に返上されることが決定したため、収録済みのインタビューは再編集が余儀なくされているという。
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夫妻は「パトロネージュを奪われるとは考えられていなかった」
米民放CBSが現地時間15日に発表した内容によると、メーガン妃は3月7日放送予定の「90-minute primetime special」に出演。オプラ・ウィンフリーによる「英国王室に入ったことや結婚、母になったこと、慈善活動、世間からの激しいプレッシャーにどう対応しているかなど、すべてをカバーした多岐にわたるインタビュー」とされていた。また、途中からはヘンリー王子も加わり、米国移住や家族が増える中での将来の夢や希望について話すとも記されていた。
だが現地時間19日、バッキンガム宮殿は「サセックス公爵とサセックス公爵夫人(ヘンリー王子とメーガン妃)は女王陛下に対し、現役王室メンバーとして復帰しないことを確認した」との声明を発表。夫妻が有する軍名誉職とパトロネージュは女王に返上されるとするこの内容に対し、夫妻側も“反論”とも取れる声明を発表。この“応酬”から両者の溝を指摘する声が相次いでいた。
この状況はやはり、収録済のインタビュー番組にも影響するようだ。英大衆紙「デイリー・ミラー」は現地時間21日、番組は再編集されるだろうと報道。米テレビ業界を知る関係者は、CBS側が一部を再収録し、今回の変化について話を聞きたいと考えているだろうと推測しているそうだ。
またある情報筋は同紙に対し、インタビューを受けた際の夫妻は「パトロネージュを奪われるとは考えていなかった」と証言。「そんなことが起こるとはまったく考えていなかったので、(王室メンバーとして)やるべき役割があるように話をしていた」という。
インタビューは現地時間16日、フィリップ殿下が入院した日に行われたとみられており、オプラは撮影に際し夫妻と2日間ともに過ごしたという。出演者たちにとっては気合が入ったインタビューだったことは間違いないが、数日で状況は激変。計算外の展開だったのかは、実際に放送される内容を観れば明確に分かると考えられる。
(Hint-Pot編集部)