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ヘンリー王子はフィリップ殿下の葬儀で「後悔の念を抱く」 王室専門家が予想する理由
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“王室引退”以降はコロナ禍の影響もあり、一度も英国帰国を果たせずにいたヘンリー王子。しかし、敬愛する祖父フィリップ殿下の死去を受け、葬儀に参列するため緊急帰国した。王子との関係は常に良好だったとされる殿下。一部メディアは30代の殿下が王子にそっくりだとも報じ、話題を呼んでいる。そんな祖父の死に際に立ち会えなかったことを、王子は「痛恨の出来事」と感じるだろうと王室専門家が語っているという。
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ヘンリー王子は殿下の葬儀で大きな後悔の念を抱くだろうと専門家
現地時間11日、英ロンドン・ヒースロー空港に到着したヘンリー王子。複数の英メディアは、到着後の王子がかつて暮らしていたフロッグモア・コテージに移動し、新型コロナ予防規則による隔離検疫期間に入ったと伝えた。現在、王子の胸中にはどのような思いがよぎっているのだろうか。
英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が掲載した記事よると、英大衆紙「デイリー・ミラー」の王室編集者ラッセル・マイヤーズ氏は先日、英ラジオ局「TalkRADIO」の番組に出演。現地時間17日の葬儀でフィリップ殿下の亡骸を前にした時、ヘンリー王子は「大きな後悔の念を抱くだろう」とその胸中を予想した。
その根拠とは、ヘンリー王子とフィリップ殿下の良好な関係。殿下と孫たちとの関係は非常に良好とみられていたが、中でも王子は殿下のお気に入りだったという。そして、同氏はそんな王子の軍隊経験について、殿下が「心から敬意を抱いていた」と証言する。
しかし王子は、そんな祖父から向けられた手放しの愛情に背くかのように“王室引退”。しかも、殿下の入院が長引き、その容体が心配された最中に“爆弾”とも表現された王子夫妻の暴露インタビューも放送されてしまった。
殿下といえば、エリザベス女王の69年にわたる治世を通じて献身的に女王を支え、また国に尽くしてきた人物。そんな祖父が病床に伏す中、王室を貶める発言に満ちたインタビューが放送され、死に際にも立ち会えなかったのでは、同氏の指摘通り王子は痛恨の思いにかられるに違いないだろう。
英国の新型コロナ予防規制は入国後10日間の隔離検疫を定める一方、葬儀を含む特別な理由により、隔離場所を一時的に離れることが許されている。このため複数メディアは、現地時間17日に執り行われる葬儀への王子参列は確実と伝えた。
だが、メーガン妃から離れ主要王族が揃う場所に向かった際、その胸にどんな思いがよぎるのか。棺の後ろを行進するという情報もあり、その時に王子が見せる表情には世界の注目が集まると予想される。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)