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フィリップ殿下の愛を象徴 エリザベス女王に贈った美しすぎるジュエリー3点
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長年の公務生活でさまざまなジュエリーを披露しているエリザベス女王。時にはジュエリーにメッセージを託しているとも報じられる。ロイヤルファンにとっては大半がおなじみだが、やはり最も思い入れが深いジュエリーは最愛の夫、フィリップ殿下から贈られたもののようだ。殿下の葬儀で悲しみに沈む女王の姿は多くの涙を誘ったが、ジュエリーが象徴する殿下の愛は後世にまで語り継がれることだろう。
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母のティアラから外したダイヤを使用 殿下のロマンチックな一面
英大衆紙「デイリー・エクスプレス」によると、殿下が女王に贈ったジュエリーには、その価格以上に思い出的な価値と歴史的な重要性があるという。中でも重要なジュエリーとして、同紙は「スカラベ・ブローチ」を挙げた。
1966年に贈られたこのブローチは、英国王室御用達ブランド「グリマ」の創業者でイタリア貴族出身のアンドリュー・グリマ氏がデザイン。その名の通り昆虫のスカラベをイメージしており、ルビーとダイヤモンドが使用されている。
女王が披露した有名なシーンとしては、2017年に迎えたプラチナ婚式の公式ポートレートや、2018年のクリスマスメッセージなどがある。
同紙はさらに、殿下がデザインしたジュエリー2点にも注目。まずは女王に贈った婚約指輪だ。プラチナをベースに、3カラットダイヤの周囲を小さなダイヤ11個が囲んでいるデザインで、価値は10万(約1500万円)~15万ポンド(約2250万円)と見積もられているという。
デザインのポイントは使用したダイヤだ。何と殿下の母アリス王女のティアラから外したもので、そのティアラはロシア帝国のニコライ2世夫妻からウェディングギフトとして贈られたものだった。
英大衆紙などで王室取材経験を持つジャーナリストのイブ・ポラード氏は以前、英民放ITVの番組で殿下がデザインした件に触れ、「エディンバラ公爵(フィリップ殿下)には少しロマンチックな部分があります」と語ったそうだ。
もう1点は、ロイヤルウェディング前に贈ったダイヤのブレスレット「エディンバラ・ウェディングブレスレット」。こちらもプラチナをベースにしており、幾何学デザインの中に大きなブリリアントカットのダイヤが3つあしらわれている。
ロイヤルファミリーの公式ツイッター(@RoyalFamily)とインスタグラム(theroyalfamily)が殿下の死去発表後に投稿した内容によると、このブレスレットにもアリス王女のティアラから外されたダイヤが使われた。また、前述のポラード氏によると、女王は夜のフォーマルイベントで、白のロンググローブの上からよく着けているという。
(Hint-Pot編集部)