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ヘンリー王子が帰国 エリザベス女王の誕生日を待たずメーガン妃とアーチーくんの元へ
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祖父フィリップ殿下の葬儀のため、渡英していたヘンリー王子。エリザベス女王が21日に95歳の誕生日を控えていたこともあり、王子の帰国時期についてさまざまな憶測がなされた。しかし、このほどメーガン妃と長男アーチーくんが待つ米国へとすでに帰国した姿が目撃されたという。今回の渡英は葬儀参列の一方で、父親との深い溝を埋める足がかりになるのではと注目が集まっていた。ところが、問題解決には至らなかったようだ。
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20日午後に自宅付近に到着した車が目撃される
英大衆紙「デイリー・メール」は、帰国の途に就くヘンリー王子の車をとらえた写真を報道した。王子が乗った飛行機は、現地時間20日午後1時30分過ぎに米ロサンゼルスへ到着。ヘンリー王子が乗った車は、それから数分後にプライベートターミナルを出発し、午後4時頃に自宅のあるモンテシトに到着したのが発見されたという。
現地の新型コロナウイルス対策のガイドラインでは、検査と10日間の自主隔離が推奨されているが、緊急の仕事や家族問題に関しての渡航では免除もあるそうだ。
ヘンリー王子はフィリップ殿下の訃報で、急遽1年ぶりの渡英を果たした。世界中に衝撃を与えたロングインタビュー放送から間もなかったこともあり、父チャールズ皇太子や兄ウイリアム王子との関係修復に大きな注目が集まっていた。
チャールズ皇太子へ渡英前に手紙を送っていたが…
英大衆紙「デイリー・ミラー」は、暴露インタビューでの王子のコメントにチャールズ皇太子はとても傷付いており、王子はその「壊れた関係を修復することに失敗した」と伝えている。
葬儀後、ウィンザー城にて2時間ほどの会談が持たれたことを現地各紙が報じたが、「(関係修復のために)取り組まなければならない問題が多くある」状態のままだという。
「ミラー」紙は、王子が渡英前に皇太子に宛ててプライベートな手紙を送っていたとする王室関係者のコメントを掲載。王子は皇太子との「コミュニケーションが完全に断絶していた」ために、「手紙を書かざるを得なかった」という。その手紙の中で王子は、メーガン妃とともに上級王族を辞め、アーチーくんを連れてカナダや米国に移住することに決めた理由を説明したようだ。
こうして渡英前に問題解決を図っていた王子だが、王室内では殿下の葬儀に向けて一度この件を忘れ、女王をサポートすることだけに集中しようという暗黙の了解があったため、インタビューに関する話題は避けられていたという。
「チャールズ皇太子はフィリップ殿下の葬儀の後に、息子に再び会うことを望んでいました。ところがヘンリー王子は『ここにしばらく残るつもりはない』と彼(皇太子)に言ったということです」
2人の緊張状態は依然高まっているだけでなく、王室メンバーは王子に対して強い不信感を抱いたままだという。
最愛の夫を亡くして初めての誕生日を迎えた女王を直接祝うこともなく、米国へと戻ったヘンリー王子。今後、ロイヤルファミリーと再び顔を合わせるのはいつになるのか。関係修復の道のりはまだ長いようだ。
(Hint-Pot編集部)