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ヘンリー王子 “もっと英国で過ごしたい” 軍名誉職をどうしても諦められず

公開日:  /  更新日:

著者:森 昌利

ヘンリー王子【写真:AP】
ヘンリー王子【写真:AP】

 昨年3月に英王室主要メンバーから離脱し、現在は米国で暮らすヘンリー王子。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、“王室引退”後は母国の土を踏んでいない。現在も英国と米国はコロナ禍が続いており、今年3月に予定されている離脱からの1年間を見直すレビューも、延期となる可能性が報じられている。他にもフィリップ殿下100歳の誕生日やエリザベス女王95歳の誕生日、そしてダイアナ元妃の生誕60周年記念とビックイベントが続々と控える中、未だ帰国の目処が立っていない王子。だが、実際には母国への思いを募らせているようだ。

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英国で過ごす時間が増えれば、名誉職復帰につながる?

 英大衆紙「ザ・サン」によると、王子は新型コロナのパンデミック収束後に“もっと母国で過ごしたい”と希望しているという。英国軍の名誉職を“保持したい”との考えで、これが帰国の大きな目的になるようだ。

 王子にとって、“王室引退”による最大のダメージは「海兵隊元帥」などからの退任だった。

 エリザベス女王は“片足を残し、片足は外に出るというような状況は許さない”として、ヘンリー王子とメーガン妃夫妻が提唱した“半分ロイヤル”という引退案をきっぱりと拒否。この“半分ロイヤル”案の裏には、同職をどうしても保持したいという王子の思惑があっただけに、女王から返上を告げられた時には「本当にがっかりした」という。

 王子が退いた「海兵隊元帥」は、本人が心から誇りにする10年間の軍隊生活とつながる名誉職だ。王子は今年3月のレビューで復帰することを強く望んでいるという。これまで後任として女王の長女アン王女や王子の兄ウイリアム王子の名前が報じられたが、女王が未だ後任を置いていないことがこの希望をつないでいるのかもしれない。だが、実際にはヘンリー王子夫妻が完全な“王室復帰”を望んだ場合だけ実現するのではないだろうか。

 王子の友人は英高級紙「テレグラフ」に対し、王子が“もっと英国で過ごす”と語ったことを明らかにしたという。王子はそれが名誉職復帰にもつながると考えているようだが、果たしてその思惑通りにことが進むか。パンデミック後の動きに注目したい。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)