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キャサリン妃 ヘンリー王子のスピーチに涙した 結婚10周年に振り返る兄弟の絆
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間もなく結婚10周年を迎えるウイリアム王子とキャサリン妃。8年の交際を経て結ばれた2人は、2011年4月29日に盛大な結婚式を挙げた。英大衆紙「デイリー・ミラー」はウイリアム王子夫妻の結婚記念日にあたり、10年前の結婚式舞台裏を特集。その中には、ウイリアム王子とヘンリー王子がかつては強い絆で結ばれた仲の良い兄弟であったことが分かるエピソードがあった。現在は大西洋を挟んだ、別々の国でまったく違う人生を歩む2人。10年前の姿とは。
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「兄弟として最高の状態」 ウイリアム王子の緊張をほぐしたヘンリー王子
元ロイヤルエディターのダンカン・ラーコム氏は2011年、ウイリアム王子夫妻の結婚式に出席。会場に到着したウイリアム王子を間近で見ていたが、その時の王子は幽霊のように青ざめ、とても緊張していたという。しかし、そんなウイリアム王子を助けたのは、弟のヘンリー王子だった。
「ベストマン(花婿の付き添い人)を務めたハリー(ヘンリー王子の愛称)が素早く動き、彼(ウイリアム王子)を私のいた場所のすぐ近くにあった別室に10分間ほど連れて行きました」
ヘンリー王子の機転のおかげで、ウイリアム王子は落ち着きを取り戻し、世界中が見守る結婚式をつつがなく執り行うことができた。ラーコム氏はその時が「兄弟として最高の状態だった」と語っている。
「ウイリアム(王子)は、ハリーなしで、ウエディングを切り抜けることができなかったでしょう」
挙式前夜、バチェラーパーティーで“おいた”も
またウイリアム王子は、挙式前夜にもヘンリー王子と一緒だったそう。英国では“スタッグパーティー”とも呼ばれる、独身最後の夜に新郎の友人が集まり、男だけで大騒ぎをする“バチェラーパーティー”を楽しんでいたのだとか。
2人はホテルでお酒を飲んでいたが午前3時頃、テンションの上がったヘンリー王子はバルコニーからジャンプ。足首を痛めたため足を引きずって結婚式に参列したと伝えられている。
ウイリアム王子は「兄として完璧」 感動的なスピーチを披露
もちろん「本当の姉のように感じている」と語ったことのあるキャサリン妃との間にも、お茶目なヘンリー王子ならではのストーリーが。結婚式でスピーチをしたヘンリー王子は、その中でキャサリン妃の「美脚」を褒めようとしたが、当時ガールフレンドだったチェルシー・デイビーさんに止められ、その部分を削除していたそうだ。
とはいえ、ヘンリー王子節は炸裂。「ウイリアム(王子)は、ケイト(キャサリン妃の愛称)と会うまでロマンチックさのかけらもなかった」と前置きしつつ、キャサリン妃に電話をかけるウイリアム王子のモノマネを披露。
キャサリン妃を「babykins(愛しい人)」と甘い声で呼んでいるところを見て、「『これは本気だな』と僕には分かりました」とスピーチし、キャサリン妃は涙を流して喜んだという。
10年前の同じスピーチでは、ウイリアム王子のことを「兄として完璧だ」と語っていたというヘンリー王子。10周年のお祝いを機に、また仲の良い兄弟に戻ることを願わずにはいられない。
(Hint-Pot編集部)