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エリザベス女王が笑顔で公務 左胸には殿下との思い出詰まった特別なブローチ
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今月9日、最愛の夫フィリップ殿下を亡くしたエリザベス女王。大きな喪失感を抱え未だ深い悲しみの中にいることは想像にかたくない。だが、このほど殿下葬儀後初のオンライン公務に臨み、笑顔を見せた。服喪期間が終了した女王は鮮やかなライトブルーのドレスに身を包んでおり、その左胸に着けられたブローチが話題になっている。
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ニザーム王国の君主から贈られたティアラがブローチに
フィリップ殿下死去を受け、2週間の服喪期間を送っていた王室メンバー。23日に期間終了を迎えた後はそれぞれ公務に復帰している。エリザベス女王も現地時間27日、英ロンドン近郊のウィンザー城からオンライン公務に臨み、ラトビアやコートジボワールの駐英大使らと会談した。
黒服を着用する服喪期間が終了したことで、この日の女王は鮮やかなライトブルーが印象的なフローラル柄のドレスで登場。また、アクセサリーには3連のパールネックレスとダイヤモンドのローズブローチをチョイスした。英大衆紙「デイリー・エクスプレス」は、左胸に着けられたこのブローチに注目している。
同紙によるとこのブローチは、1948年までインドに存在したニザーム王国の君主からウェディングギフトとして贈られたティアラが素材。ティアラは「カルティエ」のもので、使われていた1033個ものダイヤモンドからブローチが3つ制作されたそうだ。
今回女王が着用したのはそのうちの1つであり、フィリップ殿下との結婚を記念した品から作られた特別なブローチだったことになる。そのため同紙は「亡き殿下に思いを寄せた」とした。
今回の公務で、毅然とした態度の他に柔らかな笑みも見せたエリザベス女王。殿下死去後の喪失感が心配される中でもこうした様子が見られた背景には、特別なブローチを選ぶことで最愛の夫とともにいるという安心感があったのかもしれない。
(Hint-Pot編集部)