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ウイリアム王子はメーガン妃を許せない 怒りが静まらないその根本原因とは?
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「兄とは別々の道を歩み始めている」――2019年10月に英民放ITVで放送された南アフリカ訪問のドキュメンタリー番組で、ヘンリー王子はウイリアム王子との確執を公に示唆した。以来、兄弟の不仲報道は英メディアで頻繁に取り上げられ、英国民の心を痛めている。母ダイアナ元妃の悲劇的な死を2人で乗り越えたはずの兄弟が、ここまでの不仲に至った根本的な原因はどこにあるのか? 問題の核心を突く内容として、有名王室ジャーナリストのコラムが話題になっている。
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ウイリアム王子はメーガン妃に1年以上も前から怒りを抱いていたという
英大衆紙「デイリー・メール」は現地時間27日、ジャーナリストのダン・ウートン氏によるコラムを掲載。英大衆紙「ザ・サン」の元編集長である同氏は、王室内に有力な情報ソースを持つことで知られている。
コラムのタイトルは「ケイトはきっとハリーを許すが、ウイリアムはメーガンを許すのか? 私の情報筋は疑念を示す」。王室内の有力情報筋による証言を綴った内容は、ヘンリー王子夫妻の“王室引退”時点からウイリアム王子がメーガン妃に明確な怒りを抱いていたことを明かしている。
ウイリアム王子はそもそも、メーガン妃との結婚を急ぐヘンリー王子に「もう少し時間をかけた方が良いのではないか」とアドバイスしたことでも知られる。
「ウイリアム王子はメーガン妃に対し、(ヘンリー王子との婚約当時から)自分の知名度を上げることに夢中になっているのではないかと疑念を抱いていました」
ウートン氏の王室筋はそう証言する。だが、ウイリアム王子は弟の固い意志に押される形で自分の疑念を隠し、メーガン妃の王室入りをサポートした。無論、妻のキャサリン妃も心を砕き、メーガン妃を王室に迎え入れようと努力した。
しかしそうした努力の甲斐なく、ヘンリー王子夫妻は昨年3月に“王室引退”。さらに今年の3月には暴露インタビューが放送されてしまった。ウートン氏はウイリアム王子が怒る最大の理由は、キャサリン妃が尽くしたにもかかわらず、メーガン妃が「何をしても十分ではない」という扱いをしたことだとしている。さらに、懸命なサポートは常に誤った解釈をされてしまっていたそうだ。
疑念を飲み込んで、妻とともに弟の妻を王室に迎え入れたが、すべてが誤解されて突然の“王室引退”表明。しかも、公共の電波を使って自分の妻を貶めるような発言をされては、怒りが倍化するのも無理はない。
フィリップ殿下の葬儀では、ウイリアム王子とヘンリー王子の会話姿が目撃され、両者の関係修復に向けた明るい材料と期待された。だが、ウイリアム王子がメーガン妃に抱く怒りの感情が収まらない限り、兄弟はおろか両夫妻間の関係修復に向けた歩みは始まらないのかもしれない。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)