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犬・猫の噛みグセ「かまってほしい」だけが理由じゃない 飼い主側の対策は多くが逆効果!?

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

噛みグセ対策の上位は多くが逆効果!?

 ペットの噛みグセについての相談相手を尋ねる設問を見ると、犬を飼っている人の1位は「家族」(38%)、2位は「インターネットの書き込みサイト」(21%)でした。猫を飼っている人の1位は「インターネットの書き込みサイト」(33%)、2位は「家族」(28%)です。

 犬の場合はしつけやトレーニングを行う教室の認知度が高いこともあり、相談相手として「トレーナー」(11%)という回答も多く見られました。一方で猫の場合は2%にとどまっています。また、噛みグセ対策のランキングは以下となっています。

【ペットの噛みグセ対策:犬】
1位「おもちゃを与える」(25%)
2位「無視する」(23%)
3位「大きな声を出す」(18%)
4位「ストレスを発散させる」(13%)

【ペットの噛みグセ対策:猫】
1位「おもちゃを与える」(34%)
2位「大きな声を出す」(19%)
3位「ストレスを発散させる」(15%)
4位「無視する」(12%)

 奥田先生によると、1位の「おもちゃを与える」はその場の噛み付きは収まっても、噛めば遊んでもらえると学習し、逆に噛む行動を増やすそうです。

 また、「無視する」も、反応があるまで徐々に強く噛むようになり、そこで「痛い」と反応すれば「強く噛めば関心を引ける」と学習してしまうのだとか。「大きな声を出す」も余計に興奮するか、怖がってしまう子もいるそうです。

「噛まれている原因に目を向け、そもそも噛ませないことが大切です。それにはしっかり遊んであげたり、散歩に行ったりして、十分に欲求を満たしてあげてください。あまりに興奮性が高い場合は、ケージから出す際にリードを付けるといった対応も必要でしょう」(奥田先生)

 当然ながら、ペットたちは人間の言葉を話しません。噛むことをコミュニケーションの手段にしているケースも多いでしょう。噛まなくてもコミュニケーションが取れるように、飼い主側にはいろいろと考えるべきことがあるようです。

(Hint-Pot編集部)