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エリザベス女王が「感動的な装い」 燃えるような赤のコートと思い出ブローチで空母訪問
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エリザベス女王は現地時間22日、インド太平洋地域への遠征を開始する英海軍を激励するため、南部にあるポーツマス港を訪問。最新鋭空母「クイーン・エリザベス」に乗り込み、司令官らと面会した。女王は艶やかな赤のコートと帽子で登場。そして、先月死去したばかりの夫フィリップ殿下との思い出深いアクセサリーを身に着けていたことが話題となっている。
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遠征を開始する空母「クイーン・エリザベス」で隊員を激励
フィリップ殿下の死去後、2回目の対面公務に臨んだエリザベス女王。英雑誌「ハロー」は、この日に女王が披露したファッションについて「感動的な装いを選んだ」と伝えた。コーディネートの主役は、燃えるような真っ赤なカシミアのコートに、ロンドン発のブランド「レイチェル・トレヴァー・モーガン」の美しい帽子だ。
小物は、コートに付いた黒のベルベットカラーやボタンに合わせブラックで統一。「Hint-Pot」編集部の調べでは、50年以上愛用する「ロウナーロンドン」のハンドバッグと、お気に入りのホースビットシューズをセレクトしていた。
また、注目すべきは左胸で光り輝いていたブローチ。女王のお気に入りである(昆虫の)スカラベを模しており、1966年に殿下から贈られたとても愛着のあるものだという。
ゴールド、ルビー、ダイヤモンドを贅沢に使ったこのブローチを、女王はこれまで何度も着用。結婚70周年のプラチナ婚式ではポートレートでも登場しており、同誌は「象徴的なアクセサリーのチョイスであることは疑う余地はない」としている。
フィリップ殿下は英海軍中佐に昇進するなど、女王即位まで輝かしい軍歴を有している。2011年には海軍本部のトップであるロード・ハイ・アドミラルに任命されるなど、海軍とはゆかりが深い。女王はそんな夫に敬意を込め、思い出の品をセレクトしたようだ。
(Hint-Pot編集部)