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エリザベス女王が“特別”なブローチ 殿下死去後初の重要公務でセレクトした思い出の逸品とは

著者:Hint-Pot編集部

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エリザベス女王【写真:AP】
エリザベス女王【写真:AP】

 現地時間11日、英議会の開会に合わせて「女王演説(Queen’s speech)」が行われた。夫フィリップ殿下死去後初の重要公務とあり、英メディアはエリザベス女王の姿に注目。長男チャールズ皇太子に手を取られて議事堂に入った女王は、グレーブルーのアンサンブルに身を包んでいた。王冠と正装がない状況と併せて、女王の左胸に着けられたブローチも話題を呼んでいる。

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18歳の誕生日に両親から贈られたブローチで

 英議会の新会期にあたりエリザベス女王は現地時間11日、ウエストミンスター宮殿の国会議事堂で政府の施政方針演説を読み上げた。

 これは「女王演説(Queen’s speech)」と呼ばれる重要公務の1つで、本来なら女王はバッキンガム宮殿から馬車で向かい、正装と大英帝国王冠で臨む。だが、今年はコロナ禍の中で行われたため平服となり、王冠は車で別途運搬された。また、出席者数も通常の半分以下だった。

 女王は議事堂の玉座からスピーチを行うが、これまではその左側にフィリップ殿下の王配(君主の配偶者)玉座も並んで置かれていた。だが、先月の殿下死去を受けて取り除かれており、英大衆紙「デイリー・メール」によると、王配玉座がない状況は実に120年ぶりだという。

 これまでにないスタイルでの重要公務に際し、チャールズ皇太子に手を取られて現れた女王はグレーブルーのロングコート姿だった。羽根のような飾りが付いた帽子も同色でまとめ、コートの襟元と同じくゴールドに近い明るいイエローの花柄ワッペンが春を思わせるテイスト。また、コートの下には光沢ある同色のフローラル柄ドレスをセレクトしていた。

「メール」紙は、左胸に着けられたダイヤモンドとアクアマリンのブローチ2つに注目。このブローチは1944年4月、18歳の誕生日に両親であるジョージ6世とエリザベス王妃(クイーン・マザー)から贈られたものだという。女王のお気に入りとされ、昨年5月の欧州戦勝記念日でも胸に輝いていた。

 また、長方形、楕円形、円形の石が組み合わさったデザインは、1940年代の典型的なものだという。その特徴的なスタイルから、ジュエリー専門家の間ではよく仏高級ジュエラー「カルティエ」製だと混同されているそうだ。一方で、作家レズリー・フィールド氏の著作「The Queen’s Jewels(女王の宝石)」には、別の仏高級ジュエラー「ブシュロン」製とする記述があるという。

 今回セレクトされた理由として同紙は、アクアマリンの透明感ある青色が基調となっていることから、色の組み合わせを考えたのではないかと推測している。

(Hint-Pot編集部)