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エリザベス女王は「まさに王室のトップ」 主要メンバーが寒さに震えた公務での存在感を専門家が称賛
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御年94歳の今も英王室で確かな存在感を発揮しているエリザベス女王。新型コロナウイルス禍の中でもビデオ通話を中心に精力的に公務を続けている。このほど、ロイヤルファミリーがウィンザー城に一堂に会して行われた公務での女王の様子をボディランゲージ専門家が分析。その立ち振る舞いに「肉体的な見た目にも強さがある」と感嘆したと英紙が伝えている。
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94歳と思えない肉体の強さ 真っ赤なコートではつらつとした姿を披露
英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が掲載した記事によると、現地時間8日夜の公務について解説したのは同分野の著名な専門家のジュディ・ジェームズ氏。女王の印象について、驚きとともに次のように語ったという。
「エリザベス女王がまさに王室のトップであることが見て取れます。その称号だけでなく、肉体的な見た目にも強さがあり、年齢を考えると特筆すべきことです」
女王を始め、ウイリアム王子夫妻、チャールズ皇太子夫妻、そしてエドワード王子夫妻とアン王女がウィンザー城の広場に勢ぞろいした同日の夜は、かなり冷え込みが厳しかったとされている。その時の王室メンバーの様子について、ジェームズ氏は「チャールズ皇太子や若いウイリアム王子でさえ身震いして、自分を抱きしめるような動作をしていました」と指摘。
一方、女王に関しては「まるで夏の日に外に出てきたのと変わらないような快適な様子でした」と分析し、その立ち振る舞いが他のメンバーと一線を画すものだったとしている。
さらに同氏は「エリザベス女王の威厳がまだ次の世代には受け継がれていません」とも言及。英国史上最長の在位期間を更新し続ける女王の偉大さに敬意を表していた。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)