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ヘンリー王子夫妻の“王室引退”ゲーム即削除 米セレブの人気アプリで「失敗」
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米国のお騒がせセレブ、キム・カーダシアンがヘンリー王子とメーガン妃の“王室引退”を「現金化している」という衝撃の見出しが英各紙に並んだ。これはキムのスマホゲームアプリに登場した新レベル(コーナー)が発端。ヘンリー王子夫妻をモデルにしたと見られるキャラクター2人が王室からの脱出を試みる内容で、キャラクターたちのセリフは物議を醸した。だが、報道後に事態は急展開。レベル全体が即削除されたという。
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王室の伝統は「時代遅れ」 衝撃のセリフが続く内容だった
2014年にリリースされたスマホゲームアプリ「キム・カーダシアン:ハリウッド」は、プレーヤーが芸能界の仕事やデートなどをこなしながら“一流セレブ”を目指すロールプレイングゲーム。ダウンロード無料のアプリ内課金となっており、米国ではリリース当初から異例の大ヒットが報じられていた。一部報道によると、キムは収益の50%を受け取る契約だという。
このゲームの新レベル登場を最初に報じたメディアは、英大衆紙「ザ・サン」だった。現地時間25日夜に公開された記事によると、新レベルには“ビアンカ姫とアシュトン王子”というキャラクターが登場。王室を離れたいと願う2人のため、プレーヤーがオークションを開催するという内容だ。
この中の姫は「王室での経験をインタビューしてみて」と要求。プログラムを進めると、「アシュトン王子は持ち得るすべての力を使って、私を王室に迎え入れてくれましたが、他の家族については彼と“同じ”とは言えません」「女王は伝統の象徴ですが、時代は変わりました。たぶん、いくつかの伝統は時代遅れになるでしょう」といったセリフまで用意されていた。
さらに、エリザベス女王をモデルにしたと見られるキャラクターも登場。“王室引退”を求める姫たちに対し「自分勝手で無責任」と決め付けている描写もあったという。
同紙はこのゲームアプリを長年プレーしているリリー・トナーさんが、「明らかにメーガン(妃)とハリー(ヘンリー王子)がベースになっています」とコメントしたことを伝えている。またトナーさんは「女王の最近の状況を考えると、悪趣味だと思います」と、“王室引退”を軽々しく扱うゲームに嫌悪感を示していたという。
しかし、英国での報道後に状況は一転。英大衆紙「デイリー・メール」は現地時間26日未明に公開した記事で、この新レベルが削除されたことを報じた。キムに近い情報筋は同紙に対し、先日まで新レベルの概要を知らなかったキムは「失望している」と証言。さらにキムが「この失敗が二度と起こらないように内部調査を要求した」と述べた。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)