どうぶつ
「見て覚えニャさい」 元保護ねこが新入り子ねこに指導した大切なこととは 「どっちも良い子や」
公開日: / 更新日:
一説によると、ねこは母性の強い生き物と言われています。群れで生活するいぬとは違い、単独行動のイメージがありますが、実はとても面倒見のいい子も多いようです。ツイッター上では、先住ねこがお迎えしたばかりの子ねこにトイレの仕方を教える微笑ましい姿を収めた動画が話題に。飼い主さんのくぅとふく(@maron624KUfuku)さんに話を伺いました。
◇ ◇ ◇
友人がきっかけとなりお迎えした2匹 最初は戸惑いもすぐ仲良しに
茶トラねこがトイレの猫砂をかきながら、キジトラの子ねこに何かをレクチャーしているような動画。茶トラは1歳6か月の女の子「くぅ」ちゃん、キジトラは10か月の女の子「福」ちゃんです。「福がうちに来た時、くぅがトイレ教えてたなぁ」と、飼い主さんが福ちゃんお迎え当時のことを思い出した時、運良くその動画を発見。ツイッターに投稿しました。
先住ねこのくぅちゃんは、お迎えとかわいいお名前に先代ねこが深く関係しています。飼い主さんは先代ねこが虹の橋を渡った後、あまりの失意から新たなお迎えを躊躇していたといいます。そんな中、友人が保健所のウェブサイトでくぅちゃんを見つけ、「1回会ってみない?」と提案。そして実際に会ってみたところ一目惚れし、お迎えすることになったそうです。
新たにお迎えした命。先代ねこに「空」からずっと見守ってもらいたいという願いを込めて、「くぅ」と名付けました。
福ちゃんとの出逢いも友人がきっかけでした。ある日、「庭に子ねこがいるから助けてほしい」と連絡が。引き取り手を探したところすぐに見つかりましたが、乳離れするまでは引き渡しが難しいと一時お預かりすることに。
ただその後、引き渡しまであと数日というところで「飼えなくなった」と連絡が来たため、急遽お迎えすることになったそう。その時のことを「今では引き渡さなくて良かったと思っています」と振り返ります。ちなみにお名前は「福が来るように」との願いから付けたそうです。
そんな2匹の初対面は、やはり先代ねこのくぅちゃんが「何? この子、誰?」といった様子で戸惑ってしまったそう。さらに、福ちゃんが入っていたケージにくぅちゃんが登るなど、大変なこともあったといいます。しかし福ちゃんが慣れた頃にケージから出すと、飼い主さんの不安とは裏腹に2匹はすぐ仲良しになったそうです。
「お姉さんから何でも教わって仲良くね」
そうして2匹の距離は一気に縮まり、くぅちゃんが福ちゃんにトイレの使い方までレクチャーするように。福ちゃんは頼れるお姉さんにたくさんのこと教わりながら、すくすくと成長していきました。
レクチャーの様子を収めた動画が話題となったのは最近のこと。「福がうちに来た時、くぅがトイレ教えてたなぁ」と思い出した飼い主さんは、運良くその動画を発見してツイッターに投稿しました。
この動画は2500件を超す“いいね”が集まるなど話題に。また、「お姉さんから何でも教わって仲良くね」「こうやるんだよ! って実践して教えてるんですね」「か……かわええ……」「どっちも良い子や、尊いです~~~」など、2匹の姿にさまざまな反応が寄せられました。
ちなみに、くぅちゃんはお迎え初日にトイレの場所を覚え、一度も粗相をしたことがないそう。そんな優秀なくぅちゃんからの教えもあり、福ちゃんもすぐにトイレの使い方を覚えたといいます。
血こそつながっていないものの、深い絆を感じさせる2匹。これからも仲良く幸せな毎日を過ごしてほしいですね。
(Hint-Pot編集部)