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メーガン妃は「王室に長くとどまる気がなかった」? 暴露は批判をかわす隠れ蓑と専門家

著者:森 昌利

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ヘンリー王子とメーガン妃【写真:AP】
ヘンリー王子とメーガン妃【写真:AP】

 今年2月に“王室引退”が正式成立した1か月後、ヘンリー王子とメーガン妃が突如として始めた王室批判。3月放送のインタビューで妃は、アーチーくん誕生前に「肌の色」に言及した王室メンバーがいたと、王室内に潜む人種差別意識の存在を暴露した。さらには「生きていたくなくなった」と、王室時代に抱いた自殺願望も告白。そんな深刻な状況を「王室は完全に無視した」と非難した。そんな数々の王室批判について、王室作家の1人は大衆の目をそらすための“隠れ蓑”だと主張している。

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「“王室引退”は2~3年前から計画されていたように見える」

 ヘンリー王子夫妻の王室批判はこれまで3回。3月放送のインタビューでは夫妻で、5月配信開始のポッドキャストとドキュメンタリーシリーズは王子単独で繰り広げている。

 それらを受けて王室作家のフィル・ダンピエ氏は、かつて王室記者として所属していた英大衆紙「ザ・サン」にコメント。「王室がメーガン(妃)を守らなかった、もしくは人種差別で王室を追い出された、というような主張には同調できません」として、独自の意見を展開した。

 同氏は「現在2人が次々と行っているプロジェクトの進行を見ると、“王室引退”は2~3年前から計画されていたようにみえます」と推測。個人的な意見だと前置きして「彼女(メーガン妃)は王室に長くとどまる気がまったくなかったと思います」と述べた。

 さらに「ここで率直に言わせていただくと、(人種差別主義者の)王室メンバーや彼ら(ヘンリー王子とメーガン妃)の扱われ方に関する批判は、“王室引退”に際して自身を正当化するための言い訳に過ぎません」と続け、一連の王室批判は、“王室引退”への批判をかわすための方便であると主張した。

 確かに夫妻は、人種差別的発言があったとしながらも、実際にそれが誰だったのかを明かしていない。また、メンタルヘルスの問題で「王室が手を貸さなかった」という主張にも、専門家たちは現在までに矛盾を指摘している。

 さらにロイヤルウェディング3日前に“秘密の結婚式”を挙げていたとする件では、発言直後から妃の勘違いが指摘され、後日に夫妻側のスポークスパーソンもそれを暗に認める声明を発表していた。

 ダンピエ氏の私見通り、ここまでの暴露が自分たちの“王室引退”を正当化したいための“言い訳”だとしたら、それはまさしく行きすぎだろう。王子単独の非難は父チャールズ皇太子を具体的に責める内容も含んでおり、加熱するばかり。周囲が「和解は難しいのでは」と感じるレベルにまでエスカレートしてしまっている。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)