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フィリップ殿下生誕100周年 エリザベス女王の深い思いを示す“メモリアルなギフト”
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現地時間6日のヘンリー王子夫妻の第2子誕生発表に続いて、10日には4月に逝去したフィリップ殿下の誕生日を迎えたエリザベス女王。その2日前に臨んだビデオ公務では、殿下と結婚した際に贈られたウェディングギフトのブローチを着けていた。また、英王立園芸協会から殿下にちなんだバラの新品種「デューク・オブ・エディンバラ」を贈られ、喜びの言葉を返したという。この2つのニュースから、女王と殿下の心が今も寄り添っている状況を感じることができるだろう。
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めったに着けることがないというウェディングギフトを胸に
フィリップ殿下の逝去からはや2か月、存命であれば100歳を迎えた6月10日。この数日前にはヘンリー王子夫妻の第2子長女リリベット・ダイアナちゃんが生まれ、エリザベス女王にとっては命を見送る悲しみと迎える喜びをひときわ大きく感じる時期だったかもしれない。
女王は現地時間8日、英国に着任した南スーダン大使とビデオ通話で謁見。その胸には美しいチョウのブローチが輝いていた。英大衆紙「デイリー・メール」によると、ダイヤモンドとルビーをあしらったこのブローチは、1947年に殿下と結婚した際、5代オンズロー伯夫人からウェディングギフトとして贈られたものだという。
同紙によると、女王が着けることはめったになく、近年で確認されたのは2012年と2019年の2回のみ。このため、やはりあえて選んだ可能性が高いと考えられるだろう。
フィリップ殿下の遺志を受け継ぐ美しいバラも
また同日、女王の元には新たなプレゼントも届いていた。英雑誌「ハロー」によると、王立園芸協会はバラの新品種「デューク・オブ・エディンバラ」を女王に進呈。もちろんこの名称は、フィリップ殿下の爵位「エディンバラ公爵」にちなんだものだ。同協会によると、このバラは殿下の生誕100周年を記念して名付けられ、ラベルにも殿下の写真が使われている。
開発を手がけたのは、1879年からブリティッシュ・ローズの品種改良と生産を手がけるバラ園「ハークネス・ローゼズ」。英国内では14.99ポンド(約2300円)の鉢植えなどがオンラインで購入でき、売れるごとに殿下が設立した「アワード・リビング・レガシー・ファンド」へ数ポンドが寄付される仕組みだ。
花は濃いピンクに白い線がまだらに入った八重咲きが特徴。受け取った女王は「とても美しいですね」と表情を輝かせていたという。殿下の遺志を受け継いだかのように咲き誇る美しいバラの花は、女王に素晴らしい癒やしと新たな喜びを与えたようだ。
(Hint-Pot編集部)