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ヘンリー王子長女命名の“矛盾”を王室専門家が指摘「最も有名な名前をなぜ2つ並べた」
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メーガン妃ヘンリー王子エリザベス女王ダイアナ元妃森昌利ロイヤルファミリーリリベットちゃん
英王室史上最長在位を誇るエリザベス女王と、その美貌やオープンな愛情表現で“民衆のプリンセス”と呼ばれ、英国民に最も愛されたダイアナ元妃。ヘンリー王子夫妻の“ダブルスタンダード”はこれまでも報じられているが、近年の英国で最も有名な女性の名前を2つ並べた「リリベット・ダイアナ」命名でも、王室専門家は「その矛盾が明確に見える」と指摘している。
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愛称使用を断ればまた来週にも新たな暴露インタビューに?
王室コメンテーターのイアン・ロイド氏は、英大衆紙「デイリー・エクスプレス」のウェブメディア「メール・プラス」の動画コンテンツに出演。「プライバシーを重視した静かな生活を目指して“王室引退”したというのに、ロイヤルファミリーの中でも最も有名な女性の名前を2つ並べるのは奇妙と言うしかありません」と私見を語った。
さらに同氏は、「リリベット」というエリザベス女王の非常にプライベートな幼名を名付けたことに注目。「命名を『エリザベス・ダイアナ』にして『リリー』と呼ぶと公表したら、これほどの騒ぎは起こらなかったでしょう」と疑問を呈した。
女王が幼少の頃に「エリザベス」とうまく言えず、その発音を聞いた祖父のジョージ5世が付けた愛称「リリベット」。祖父や両親、そして4月に逝去したフィリップ殿下といった親しい人物しか呼ばなかった特別な愛称だ。
ヘンリー王子とメーガン妃はその特別な愛称を長女に授けたが、ロイド氏は「もう(エリザベス)女王は高齢であり、家族が平穏であることを願っているはず。しかし、そこでこの命名。ダメだと言ってまた来週にも新たな暴露インタビューになると考えたら、女王も断れなかったのではないでしょうか」と語り、背景を推測した。
しかし、いずれにしてもこれだけの騒ぎに発展し、自分たちの長女に生まれた瞬間から不必要極まりない注目を集めたことは間違いない。特に長男アーチーくんのプライバシーを「守りたい」ことも理由に挙げて“王室引退”した王子夫妻の真意は、非常に分かりづらくなっていると言えるだろう。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)