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ヘンリー王子夫妻 第2子命名理由は「やりすぎに気付いた」から? 和解の懸け橋と専門家期待

公開日:  /  更新日:

著者:森 昌利

ヘンリー王子とメーガン妃【写真:AP】
ヘンリー王子とメーガン妃【写真:AP】

 メーガン妃は米国時間4日午前11時40分、第2子長女を出産。6日の出産発表では「リリベット・ダイアナ・マウントバッテン=ウィンザー」という名前も併せて明らかになった。英メディアが報じた予想では、エリザベス女王にちなんだ「エリザベス」やヘンリー王子の亡き母「ダイアナ」が有力とされていたが、ファーストネームは女王の幼名である「リリベット」、ミドルネームは「ダイアナ」に。この理由について王室作家は、夫妻が「王室批判のやりすぎに気付いたのでは」と独自の見解を述べている。

 ◇ ◇ ◇

「リリベット」と命名したことは「家族和解の第一歩になる」と王室作家

 メーガン妃の第2子出産に関する速報は、英国で6日17時過ぎに流れた。一夜開けた翌日の英各紙はまさに「リリベット」一色。そこで英大衆紙「ザ・サン」は、王室作家フィル・ダンピエ氏のコメントに注目した。

「リリベット」とはファンならご存じの通り、両親やフィリップ殿下といった親しい間柄の人物しか使わなかったエリザベス女王の愛称。ヘンリー王子夫妻がその名前を選んだことに対し、同氏は「最近の王室批判で女王や家族の多くを深く傷付けたことについて、2人が『やりすぎ』だったと気付いたのではないかと推測しています」と独自見解を述べ、今回の命名が和解の第一歩になるとの考えを示した。

 王室記者のリチャード・ケイ氏も英大衆紙「デイリー・メール」が記載したコラムで、「これほどまでに期待を抱かせ、頼りにされ生まれてきたロイヤルベビーがいたでしょうか」と記し、第2子が和解の懸け橋になるという希望を綴っている。

 ただし、女王の特別な幼名を授けたことに関しては「王位継承順位8位の子どもには、おこがましいのではないか。またチャールズ皇太子は、5人目の孫に王家の特別な愛情が注がれた象徴的な名前が授けられたことをどう思っているのか」と指摘。「リスクがある」と多少の不安も書き添えた。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)