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ヘンリー王子夫妻は米有名司会者に“利用”されている? メーガン妃の父がインタビューで主張
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パパラッチに“ヤラセ写真”を撮らせたことが原因で、メーガン妃から“絶縁”された父のトーマス・マークルさん。インタビュー出演したオーストラリアのテレビ番組「60ミニッツ」が、現地時間13日夜に放送された。そこでトーマスさんは米有名司会者オプラ・ウィンフリーに対する自身の意見を毅然と主張した他、ヘンリー王子発言の矛盾点を突くなどして話題になっている。
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「オプラはハリーとメーガンを搾取していると思う」
放送前の予告編から大きな注目を集めていたメーガン妃の父、トーマス・マークルさんのインタビュー。オーストラリアで現地時間13日夜に放送され、英メディアはそれぞれの切り口をもってその内容を伝えた。
英大衆紙「デイリー・エクスプレス」は、米有名司会者オプラ・ウィンフリーへの批判に注目。オプラは3月に放送されたヘンリー王子夫妻の暴露インタビューでホストを務めた人物だ。
同紙によると、トーマスさんは司会者からの「オプラ・ウィンフリーはハリー(ヘンリー王子)とメーガン(妃)を搾取していると思いますか?」という問いに、「そう思う」と回答。「これは私個人の意見だが」と前置きしつつ、「彼女(オプラ)は(2人から)絞り出すだけ絞り出そうとしている」と続け、米芸能界のドン的存在であるオプラと王子夫妻の関係性を問題視した。
オプラは5月配信開始のドキュメンタリーシリーズ「あなたに見えない私のこと オプラ・ウィンフリーとヘンリー王子(The Me You Can’t See)」(Apple TV+)でも王子と共演している。トーマスさんはこれについても「仕組まれたものだ」と断言。「私が思うに、オプラは途方もない大金を稼ぎ出しているはずだ」と、オプラがメディア界における立場を強めると同時に莫大な収入を得ていると推察した。
人種差別やメンタルヘルスの問題に関する暴露を引き出された形の王子夫妻については、「彼女はハリーとメーガンにも分け前を与えているとは思う。しかし2人がしていていること(暴露や王室批判)への見返りがあるとは思えない」と、両者は“公平な関係にない”との見方を示した。
さらには「ネットワークを広げるため、そして自分の番組を作り出すため、オプラはハリーとメーガンを利用している」とも語り、暴露インタビューとドキュメンタリーシリーズで最も利益を手にしたのはオプラ本人に他ならないと指摘した。
一方で英大衆紙「デイリー・ミラー」は、「彼(ヘンリー王子)の発言には矛盾が多すぎる」という発言に注目した。メーガン妃が自殺願望を抱いても「王室から完全に無視された」とするヘンリー王子の主張に対するものだ。
番組でのトーマスさんは「彼は私の娘が自殺を考えて王室に助けを求めたというが、(自分の妻がそういう状態になって)どうして王室に頼るのか。まず自分が医者に電話するのが先決だろう」と、これまでも多くの識者やメディアが指摘した矛盾点を改めて突いていた。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)