ねこにとって欠かせないグルーミング（毛づくろい）。清潔さを保ち、体の機能を維持するためにも必要な行動ですが、気が付いたら驚くような体勢になっているなど、個性が出ることも。今回、ツイッターで話題になったのは「ツッコミどころの多いグルーミング」です。爆笑ものの動きを見せてくれたスコティッシュフォールドの「フタバ」くんについて、飼い主のM家猫沢山（@Mke_nekodaku）さんに話を伺いました。

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グルーミングが大好きなフタバくん　「おっとりおとぼけキャラ」の甘えん坊

　ソファの背もたれに寄りかかかり、人間のような体勢で座るねこさん。6歳の男の子、フタバくんです。18匹のねこたちと暮らす飼い主さんにとっては「お金を出して買った最初で最後のねこ」でもあります。

　フタバくんとの出逢いは、愛猫たちのフードを買いに行ったペットショップでのこと。痩せたフタバくんがふと目に入り、気になったという飼い主さん。ひとまず抱っこをさせてもらうことになりました。しかし店員さんから話を聞き終わって帰ろうとしたところ、フタバくんは飼い主さんから離れるのを嫌がったそう。飼い主さんは後ろ髪を引かれつつも、いったん帰宅。1週間考えた末にお迎えすることを決めたといいます。

　こうして大家族に仲間入りしたフタバくん。2月2日生まれのため、「2」にちなんで「フタバ」と名付けました。性格は「おっとりおとぼけキャラ」の甘えん坊。アログルーミングをしてもらうのが大好きで、他のねこがやってもらっているのを見ると順番待ちをするほどなのだとか。18匹のねこと暮らす飼い主さんですが、「我が家で一番お手入れされています」と笑います。

「すべてが中途半端」な動きに爆笑

　今回、話題になった動画には、フタバくんがセルフグルーミングをする姿が収められています。お腹丸出しで座りながら、ペロペロと舐めた右前足で顔を拭く姿だけでも笑いを誘いますが、次の瞬間にはさらにおかしな動きが……。

　そのまま右後ろ足で耳をかこうとしたものの、届かずに何度も“空振り”。微妙に浮き上がった左後ろ足の角度も絶妙です。そして、結局、耳をかくという目的を果たせないまま、右前足をひと舐めした後に体をブルブルと震わせて“フィニッシュ”。これには飼い主さんも大笑いだったのだとか。

「グルーミング中に、顔を洗って、かいて、ブルブルをしていることはよくありますが、あんなにすべてが中途半端でトルネードして終わったのは初めてで、爆笑しました。（撮影中に）手が震えなくて良かったです」

　飼い主さんにこの時のフタバくんの心境を教えていただいたところ、「さぁ今日もお手入れしなきゃ。よいしょ、よいしょ。おてても舐めて……わーっ、間違えて（手にある）トルネードのスイッチ入れちゃったニャ」とかわいくアテレコしてくれました。まさに「おっとりおとぼけキャラ」が存分に発揮された場面だったようです。

　この動画に「ツッコミどころの多いグルーミング」と一言を添えて、ツイッターで公開すると、3万件を超える“いいね”が集まるなど話題に。「届いてないのかわいいですね！」「ツッコミが追い付きません　笑」「空振りしてる足が……」などと爆笑する人が続出しました。

　飼い主さんのおうちには、フタバくんの他にも個性豊かなねこたちがいます。多頭飼いで大事なのは「最初」だそう。ケンカばかりになると大変なため、「出会いの時はゆっくりと慣れさせて、仲良くさせること」に気を付けているといいます。18匹のねこたちが実際に楽しく暮らす様子は、YouTubeチャンネル「M家ママM家猫沢山」でもチェックすることができます。

（Hint-Pot編集部）