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大坂なおみ メーガン妃からの支持明かす 米誌に寄稿したオピニオンコラムで

公開日:  /  更新日:

著者:森 昌利

メーガン妃、大坂なおみ選手【写真:AP】
メーガン妃、大坂なおみ選手【写真:AP】

 5月末に全仏オープンで試合後会見を拒否し、2回戦を棄権した大坂なおみ選手。グランドスラムでの優勝4回を誇る大坂選手が記者会見で感じる“ストレス”を明かしたことで、ノバク・ジョコビッチ選手や複数のスポンサーが支持を表明した。そしてさらに、ミシェル・オバマ元米大統領夫人やメーガン妃からも激励の言葉が届いていたことが、大坂選手自ら執筆したオピニオンコラムで明らかにされている。

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ミシェル・オバマ元大統領夫人やアスリートに続いて実名で明記

 全仏オープンの試合後会見拒否をめぐり、さまざまな論争巻き起こした大坂選手。同大会を2回戦で棄権する際は、2018年の全米オープン優勝から“うつ”に苦しんでいることを告白し、選手の精神的なコンディションに応じた会見欠席の権利を主張した。

 その後のウィンブルドン選手権も欠場した大坂選手は先日、東京五輪への出場を明言。また米雑誌「タイム」に寄稿したオピニオンコラムで全仏オープンでの会見拒否や選手とメディアの関係に改めて触れ、メーガン妃からも支持を受けていたことを明かした。

「大丈夫じゃなくても大丈夫」と題されたコラムでは、「すべての人を満足させることはできない」などと現在の心境を明かし、さらに「重要な教訓を学んだ」と記した。そこで支援してくれた人々として「ミシェル・オバマ(元米大統領夫人)、マイケル・フェルプス(競泳選手)、ステフィン・カリー(NBA選手)、ノバク・ジョコビッチ(テニス選手)、メーガン・マークル(メーガン妃)」と実名を挙げている。

 実際にどのような形でのコンタクトがあったのかなどは明らかにされていないが、妃も3月放送のインタビューで語った通り、王室内で孤立した際に自殺願望を抱くまでメンタルヘルスの不調を抱えた経験がある。また、メディアとの関係性についても共感できる部分が大きいのかもしれない。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)