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メーガン妃「不正に挑戦せよ」 少女たちを激励するも批判殺到 「言う資格はない」
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女優時代から人種差別に抗議し、女権運動にも参加していたメーガン妃。女性のオピニオン・リーダーを自負する妃が、将来の医師や議員、大統領を目指す13歳から18歳の少女たちとリモートで懇談会を開き、メンタルヘルスや人種差別の問題について言及。「不正に挑戦せよ」と訴えた。だが、これを伝えた記事の読者コメント欄には、容赦ない批判も殺到している。4月末に実施された好感度調査では、夫ヘンリー王子とともに過去最悪を記録。英国民の反発は、日増しに強くなっているようだ。
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若き少女活動家たちを激励も読者からは批判コメントが続々
英大衆紙「デイリー・メール」が掲載した記事によると、メーガン妃とのリモート懇談会に参加したのは、「強く、賢く、大胆」をポリシーに少女へのサポートを提供とする非営利団体「Girls Inc」のリーダーたちと「全国女性司法支援センター(National Women’s Law Center)」のメンバー。女の子を出産予定の妃が、女権運動に参加する若い運動家らを激励するという形だ。
ヘンリー王子とメーガン妃は、夫妻の財団「アーチウェル」の公式ウェブサイトに声明文を掲載。今回のリモート懇談会に参加した少女たちを「自分たちの学校や地域で、すでに若き運動家として教育や社会的正義、心身の健康に影響を与えています」と紹介し、社会の将来を担う存在として期待を示した。
しかし、この記事を掲載した同紙の読者コメント欄に目を移すと、懇談会で「不正に挑戦せよ」と少女たちを激励したメーガン妃の発言に非難が集中している。
最も“高評価”が集まっているコメントは「ハハハ、王子を見つけて孤立させ、そして彼のタイトルを利用しろ! そんな素晴らしいアドバイスを将来の金儲けのためにしたのだろうか」という皮肉のこもった内容だ。
他にも「黙って座っていろメーガン(妃)。自分の家族や夫の家族とも良い関係が保てない人間に何も言う資格はない」「なぜ彼女はまだ(王室の)タイトルを使っているの? 若き有望な女性へのアドバイス? 自分が一番大事ってこと?」「しかし一体どんな資格があってこんなことを言うのだろう。自分のことしか考えていない人間なのに」などなど、“炎上”と言っても過言ではない書き込みが集中している。
もちろん、女性が物怖じすることなく不正を糾す発言ができる世の中は、実現すれば素晴らしい。しかし、王室のお膝元である英国では、3月の暴露インタビューで妃が主張した“王室の不正”は、自分本位で身勝手な理屈から生み出されているという見方も強い。
例えば、“反メーガン妃”の急先鋒ではあるが、テレビ司会者でジャーナリストのピアーズ・モーガン氏によると、暴露インタビューでの主張には17もの矛盾点があるとされている。
そんな妃の一方的で矛盾点が多い主張に辟易としているのだろうか。ヘンリー王子夫妻に対する英国ロイヤルファンの反発は、どうやら日増しに強くなっているようだ。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)