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ヘンリー夫妻に対する我慢いつまで? ネトフリ超大型契約の今後を豪の王室記者が推測
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ヘンリー王子とメーガン妃夫妻は“王室引退”してわずか半年後にネットフリックスと、そしてその後にスポティファイと超大型契約を締結。動画やオーディオ制作の経験がない2人にこれだけの契約がオファーされたのは、ひとえにその話題性ゆえだ。今をときめく世界的企業が、王室を“引退”して米国移住したスーパーセレブの知名度を信頼したのは明白。しかし2021年が後半に入り、その風向きに少々変化が起こっているという。
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現状では1本しか制作発表が行われていない
一時は世界中が注目したヘンリー王子夫妻と世界的企業2社の超大型契約。しかしその後は、コンテンツ制作が“積極的に進んでいる”と言えない状況だ。そうした状況を受け、王子夫妻とネットフリックスの間で“多少の緊張関係”が生まれてしまっているという。
英大衆紙「デイリー・エクスプレス」は、王室ジャーナリストのダニエラ・エルザー氏がオーストラリアのニュースサイト「news.com.au」に寄稿したコラムを紹介した。
同氏はコラムで、当初のネットフリックス側は行動派のイメージが強いヘンリー王子夫妻から動画制作のアイデアが次々と生み出されることを期待していたと主張。しかし、実際に制作が発表されたのはドキュメンタリー「ハート・オブ・インビクタス」の1本にとどまっている。
そうした現状から同氏は「(ネットフリックスに)王族と一緒に仕事をする新鮮さがなくなった時、契約の見直しが行われる可能性もあるのではないか」と予測。「いくら現時点で数千億円を稼ぐ企業といっても、現金でいっぱいにしたトラックを(ヘンリー王子夫妻の元へ)運び続けることはできません」と、現在までの2人の仕事がネットフリックスの期待に応えるものではないと指摘した。
またこの現状についてはスポティファイのポッドキャスト番組も同じ。昨年晩秋に契約してから33分間の番組を1本しかリリースしていない。
確かにメーガン妃は6月4日にリリベットちゃんを出産したばかりで産休は不可欠。新生児を抱えた状況で動画やポッドキャストの量産は無理な相談だが、せめて制作予定くらいは世間に周知しておいた方が良いかもしれない。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)