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ヘンリー王子とメーガン妃のインタビューが米エミー賞にノミネート 「バカげている」
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テレビを対象にした米国の「エミー賞」といえば、映画の「米アカデミー賞」や音楽の「グラミー賞」に並ぶ文化賞。米テレビ史とシンクロして国民的な権威を持つ賞だ。この栄えある賞に、何とヘンリー王子とメーガン妃が“王室引退”後に出演したインタビュー番組がノミネートされたという。
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9月19日に受賞作発表へ 英国での反応は?
ヘンリー王子とメーガン妃が出演した米民放CBSの「Oprah with Meghan & Harry:A CBS Primetime Special」。王室批判と暴露で3月の放送直後から大きな話題を呼び、その影響は未だに継続している。英米の複数メディアは、そんな番組がエミー賞の「司会者によるノンフィクションのシリーズまたは特別番組部門」にノミネートされたことを報じた。
他には4作品がノミネートされており、5作品で受賞が争われる。受賞作品は9月19日の授賞式で発表される予定だという。
しかし、英国での反応は冷ややかなものだ。このノミネートを報じた英大衆紙「デイリー・メール」電子版の読者コメント欄には、「ridiculous(バカげている)」「disgreceful(恥ずべきこと)」「joke(冗談)」といった表現や、「こんなバカげた話は聞いたことがない」という内容の書き込みが殺到している。
このインタビューでは、君主の家族であるロイヤルファミリーが「人種差別主義者である」とされ、現代の重要な案件であるメンタルヘルス問題にも「無理解」と示唆された。英国民としては、このインタビューが米国のテレビ界最高の栄誉をたとえ勝ち取ったとしても、祝福する気分にはなれないだろう。
またこのインタビューで妃は、義姉キャサリン妃についても暴露。結婚式でブライズメイドの衣装についてキャサリン妃とのいさかいがあった際、英メディアは「メーガン(妃)がキャサリン(妃)を泣かせた」と報道していた。ところが「実際は逆のことが起こった」と、結婚式直前に自身が泣かされたことを明かした。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)