どうぶつ
父のおつかいをする天才犬に19万人から称賛の嵐 「おりこーぎー」
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おばあちゃんの介護をお手伝いすることも
物を運ぶようになったのは、仕事から帰宅したお父さんの汗拭きタオルを毎日玄関で受け取るようになったことがきっかけ。しばらく遊んだ後に呼ぶと、洗濯機のある洗面所まで持ってきてくれるようになりました。
特別なしつけはしていないそうですが、ウサギのおもちゃで遊んでいる時に「ウサギちゃんかわいいね」と話しかけ、「ウサギちゃん持ってきて!」とお願いすると、くわえて持ってきてくれることもあるそう。しおさんは「言葉を覚えることが上手なのかな」と推測しています。
ベルちゃんは今夏に他界したおばあちゃんのお手伝いもたくさんしてくれたそう。おむつ交換する時にはビニール袋に入った新しいおむつを運んでくれるなどしたため、おばあちゃんも「ばあちゃんのおむつ持ってきてくれたの? えらいなぁ」と笑顔に。ベルちゃんの心温まる行動は、介護生活の癒やしでもあったとのことです。
先代アイルちゃんのように「強くて賢い子に」
そんなベルちゃんとの出逢いは2012年のこと。炎症性乳がんを患った先代のコーギー「アイル」ちゃんを見送った翌年でした。初めて見かけた時には小さく弱々しい印象だったそうですが、しおさんは「ピンとくるものがあった」と回想。
「アイルのように、強くて賢い子になりますように」と願いを込め、ドイツ語で「強くて勇敢」の意味がある「ベル」と命名。大切な家族になってから、今年の8月で9年目を迎えます。
ベルちゃんとの生活で気を付けていることは「嘘をつかないこと」というしおさん。「言葉が分かる子なので、『お父さん帰ってくるよ』『ケーキがあるよ』など、ベルちゃんがショックを受ける嘘は言わないようにしています」と信頼関係を育む秘訣を教えてくれました。
言葉を話すことはできませんが、日々のコミュニケーションを通じて信頼関係を築くしおさんとベルちゃん。これからも家族を明るく照らしていってくださいね。
(Hint-Pot編集部)