今日はおうちで大好きなプール。お気に入りのピンクの浮き輪を付けて、お兄ちゃんの周りをバシャバシャバシャ。おしりを振って楽しく遊んでいたけれど、ちょっと疲れちゃった……。脱力して動かなくなった妹を、ギョッとした表情で二度見、三度見するお兄ちゃん。兄妹愛あふれる動画に、7.6万件もの“いいね”が殺到しました。飼い主の、ちい むう ととろ　Chi Mu Totoro（@muchi21067312）さんに話を聞きました。

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脱力した後ろ足がゆらゆら…

「永遠に見ていられます！」とコーギーファンを大興奮させたのは、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの「むう」ちゃん。2歳の女の子です。おてんばなむうちゃんは、優しいお兄ちゃん「ちい」くんが大好き。この日も慣れた様子で水に身をゆだねると、浮き輪を付けた状態でお兄ちゃんの周りをぐるぐる！　飼い主さんは仲良く遊ぶ2匹を見守っていました。

　ところがしばらくすると、それまで大はしゃぎでいぬかきをしていたむうちゃんが驚きの行動に出ます。何とピタリと動きを止めて微動だにしないのです。

　飼い主さんの視線に気付いたちいくんは、「どうしちゃったんだろう？」と妹を二度見。「大丈夫でしょうか……」と言わんばかりの不安そうな表情で飼い主さんを見上げています。

　お兄ちゃんの心配をよそに、プカプカと浮かんだむうちゃん。リラックスした様子からは、「楽ちーん」という声が聞こえてきそうです。そんなむうちゃんに対し、飼い主さんは「浮かぶと楽なことに気付いてしまったか……」と肩を落としたそう。こうしてむうちゃんは20分ほど浮遊感を楽しみました。

　投稿には飼い主さんを励ますように共感のコメントや「何て省エネなコーギー」「脱力感たっぷりで浮いているのがかわいい」「ちょっとあんまりかわいすぎて反則ではありませんか」など、たくさんのリプライ（返信）が寄せられています。また「泳がない妹ちゃんを確認するお兄ちゃんがかわいい」と、ちいくんに心を奪われた人も多かったようです。

本当の兄妹のように仲良しの2匹

　息の合った仲良しぶりで、本物の兄妹のようなちいくんとむうちゃんですが、意外なことに2匹に血のつながりはないそう。2匹が飼い主さんの元へやってきたのは、飼い主さんが先代犬を亡くして2年ほど経った時、「またいぬと暮らしたい」と思ったのがきっかけでした。

　里親募集が目に留まり、最初にちいくんを迎えました。1歳数か月の割に体が小さかったことから「ちい」と命名。ちいくんが暮らしに慣れていく中で、一緒に遊べる子がいればと、再び里親公募を確認するようになったそうです。

　その後、出逢ったのが1歳ほどだったむうちゃんでした。名前の由来は家に来たばかりのころ、「むうむう」とうなっていたこと。2歳になった今では、お兄ちゃんの後をくっついて回るなど、本当の兄妹のような信頼関係で結ばれています。