動物・レジャー

9歳差の元保護犬コンビ 吠え合っていた2匹が「愛にあふれた家族」になるまで

著者:Hint-Pot編集部

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同じような表情でカメラを見上げるコーギー犬のミルクちゃんとハスキー犬のチャコちゃん【写真提供:MILK&CHAKOさん(milk_chaco)さん】
同じような表情でカメラを見上げるコーギー犬のミルクちゃんとハスキー犬のチャコちゃん【写真提供:MILK&CHAKOさん(milk_chaco)さん】

 お揃いのメロン柄洋服を着て、同じような表情でカメラを見上げるウェルシュ・コーギー・ペンブロークとシベリアンハスキー。9歳差の元保護犬コンビです。幸せそうな2匹は、どのような経緯を経て一緒に暮らすようになったのでしょうか。飼い主のMILK&CHAKOさん(milk_chaco)さんに話を伺いました。

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11歳のミルクちゃんと2歳のチャコちゃん どちらも前の飼い主から引き取った元保護犬

 写真を見るだけで、現在の飼い主さんからたっぷり愛情を注がれていることが分かる2匹の元保護犬。おうちに先にやってきたのは、コーギーの女の子「ミルク」ちゃんでした。年齢は現在11歳9か月。引き取られたのは9歳2か月の時と、いぬとしてはすでに高齢でした。

 以前はとある夫婦に飼われていたというミルクちゃん。その夫婦が離婚することになったものの、どちらも引き取る意思がないことから里親を募集していたそうです。外で飼われていたミルクちゃんは、ドッグランや遊びに連れて行ってもらったことがなかったためか他のいぬや人間に噛み付いてしまうため、引き取り手がいなかったそう。また、外飼いだったために通りすがりの人からいたずらのようなことをされていた可能性もあったといいます。

 この話を知り合いから聞かされた飼い主さんは、このままだとミルクちゃんが保健所に連れて行かれると知り、「あまりにも無責任でかわいそう」とお迎えすることに決めました。

 初めて会った時、前の飼い主さんからは「噛みますよ。大丈夫ですか?」と念押しされたといいます。ところが、その時を含めてミルクちゃんが飼い主さん夫婦を噛んだことはないのだとか。「9年間どのように生活してきたのかは分かりませんが、何か嫌なことを人間にされた経験があるのかもしれません」。もっとも、他の人やいぬには吠えたりすることから、飼い主さんは「いい番犬です!」と笑います。

 そして、ミルクちゃんには“食いしん坊”の一面も。食べ物のことで頭がいっぱいで「ものすごく食い意地が張っている」そうですが、おうちでのミルクちゃんは「家族思いで賢い子」。愛情をたっぷり受けて暮らしています。

 一方、シベリアンハスキーの女の子「チャコ」ちゃんはまだ2歳6か月。インスタグラムで里親募集の情報を見た飼い主さんが、直接連絡を取って相手宅まで会いに行き、1歳3か月で引き取りました。

 9年間呼ばれていた名前をそのまま引き継いだミルクちゃんとは違い、お迎えした後に「チャコ」と命名。被毛が茶色とチョコレートを合わせた色であったことに加えて、旦那さんがロックバンド「サザンオールスターズ」のファンであることから、名曲「チャコの海岸物語」からも“引用”したそうです。前の飼い主さんがチャコちゃんを手放した理由は「家庭の事情」でした。

 まだまだ若いチャコちゃんは「とにかく元気でおてんば」「寂しがり屋でものすごく甘えん坊」「好き嫌いが多く飽き性」という性格。家でも外でも走り回るものの、ちょっとどんくさい一面もあるのだとか。

 そんな2匹が今、「愛にあふれた家族」として幸せに暮らしています。飼い主さんご夫婦以外は人もいぬも苦手というミルクちゃんは、どのようにしてチャコちゃんの距離を縮めていったのでしょうか。