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ヘンリー王子夫妻 アフガン情勢に言及したメッセージを専門家が一喝 「非常に安っぽい」
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6月の長女リリベットちゃん誕生後に約5か月の育児休暇を宣言したが、現在も露出の絶えないヘンリー王子とメーガン妃。現地時間17日には、夫妻で創設した財団「アーチウェル」の公式ウェブサイトでアフガニスタン情勢とハイチの大地震に言及したメッセージを公開した。国際問題に踏み込む王子夫妻の言葉に対し、ご意見番的存在の王室専門家が「非常に安っぽい」と声を荒らげ、話題になっている。
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王室内で発言できる立場にあるのは「エリザベス女王だけ」と専門家
英大衆紙「ザ・サン」の元王室編集者チャーリー・レイ氏は先日、英ラジオ局「TalkRADIO」の番組に出演。アフガニスタン情勢に関するヘンリー王子夫妻のメッセージについて、怒りを交えて持論を展開した。英大衆紙「デイリー・エクスプレス」がその内容を報じている。
同氏はまず今回のメッセージについて、「アフガニスタン派遣経験があるハリー(ヘンリー王子の愛称)だけの声明なら少しは重みがあったが、メーガン(妃)はこの問題にまったく関係ない」と述べ、夫妻の連名で発信されたことを疑問視。そして、「“speechless”(言葉もない)と言いながら、200ワードも費やしたメッセージを発表するのは解せない」と痛烈な皮肉を夫妻にぶつけた。
さらに、同氏は「ハリーに心配されていると言われても、アフガニスタンの民衆が慰められるとは思えない。それにこうした政治問題にロイヤルが迂闊に首を突っ込むものではない」と、安易に介入した王子夫妻を一喝。今回のような政治的かつ人道的な危機においてコメントできる立場にあるのは「エリザベス女王だけだ」とした。
「エクスプレス」紙は先日も別記事で、王室作家アンジェラ・レヴィン氏が王子夫妻のメッセージに不満を漏らしていたことを報じていた。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)