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ヘンリー王子への関心もあと10年? 「名声に期限がある」と専門家 その理由とは
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“王室引退”後も次々と話題を提供し、注目が絶えることのないヘンリー王子。今年は暴露インタビューやポッドキャスト、ドキュメンタリーシリーズと露出が続き、さらには回顧録の出版まで発表した。快進撃が止まらないといった様子だが、王室専門家は「名声にも期限がある」と主張している。
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専門家は英メディアの報道姿勢を根拠に関心低下が避けられずと予想
王室ジャーナリストのジョナサン・サチェルドーティ氏は先日、ポッドキャスト番組「Royally Us」に出演。ウイリアム王子夫妻の長男ジョージ王子が成長するに従いヘンリー王子に対する世間の関心は次第に薄れ、王子もそれを自覚しているとの見方を示したと、英大衆紙「デイリー・スター」が報じている。
番組での同氏は、英タブロイド紙は若い王室メンバーを追いかける傾向があると指摘。「彼らが年を重ねるごとに露出は減少していきます。また王位継承順位が遠いほど、世間の関心が薄れます」と述べ、ヘンリー王子がやがて“過去の人になる”と予想した。
同氏の主張は、ダイアナ元妃死去後の報道姿勢を見ても明らかと言えるかもしれない。英タブロイド・メディアは元妃とチャールズ皇太子の間に生まれた息子2人、ウイリアム王子とヘンリー王子を積極的に追いかけた。その一方でエリザベス女王とフィリップ殿下の子どもたち、アン王女やエドワード王子、以前は国民的な人気が高かったアンドリュー王子に関する報道はグッと少なくなった。
となると、ヘンリー王子の“賞味期限”はジョージ王子が10代半ばから後半に成長した時点で切れる計算になる。
さらにサチェルドーティ氏は、メディアの関心低下がヘンリー王子にとって“人生のターニングポイント”になると指摘。「ある日突然、どんなに呼びかけても誰も振り向いてくれなくなる日が来る。ハリー(ヘンリー王子の愛称)にとってそれは、これ以上ない最悪の日になるかもしれません」と語り、人生の大きな転機は避けられないとした。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)