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ヘンリー王子とメーガン妃は「影響力を失うと考えている」 “休暇中”も露出する理由とは
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6月4日の長女リリベットちゃん誕生後、子育てに集中したいと約5か月(20週間)の休暇を宣言したヘンリー王子とメーガン妃。しかし先日、妃は40歳の誕生日にビデオメッセージをリリースし、また夫妻ではアフガニスタン情勢とハイチ大地震に触れるメッセージを発表した。休暇中とはまったく思えないほど露出を続ける王子夫妻について、王室作家がその理由を解説して話題になっている。
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「どうやら赤ちゃんと静かに暮らすということにはならない」
リリベットちゃん誕生を受けて休暇を宣言したヘンリー王子夫妻。だが王子は、出産発表5日後に「インビクタス・ゲーム」関連のプロモーションビデオに登場し、以後も7月のダイアナ元妃銅像除幕式への出席や回顧録出版の発表、先日のポロ試合出場など露出が続いている。またメーガン妃も4日の誕生日に合わせてビデオメッセージを、夫妻では近頃の国際情勢を反映したメッセージを発表した。
英大衆紙「ザ・サン」が掲載した記事によると、王室作家のフィル・ダンピエ氏が“なかなか静かにならない王子夫妻”の心理を推測。同氏はフィリップ殿下やダイアナ元妃、ヘンリー王子らに関する多数の王室本を出版する有名作家だ。
同氏はまず「5か月の休養に入ると聞いていましたが、どうやら赤ちゃんと静かに暮らすということにはならないようです。それは2人がスポットライト(メディアの注目)から外れたら、一般に忘れ去られ、影響力を失うと考えているからでしょう」と語り、メディアの見出しを作り続ける王子夫妻の心理を推測した。
そして「エリザベス女王は“私は姿を見せる義務がある”と君主としての心得を話していますが、ハリー(ヘンリー王子の愛称)とメーガン(妃)も同じように考えているのではないでしょうか。もしも露出を控えれば、一般の目が2人からそれてあっという間に忘れられてしまう。それは2人がまったく望まないこと。(休暇中と言いながらも注目を集めるため)何かをし続けていないといけないと感じているのだと思います」とも述べた。
もしもこの推測が当たっているとすれば、自由を求めて王室を離れた王子夫妻が“パブリシティに縛られている”というのは皮肉な話だと言えるかもしれない。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)