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ヘンリー王子夫妻は“説教くさい”? 英国民人気はウイリアム王子夫妻が上と王室作家
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かつて“ファブ4”(素晴らしい4人組)と呼ばれ、人気を集めたウイリアム王子夫妻とヘンリー王子夫妻。やんちゃキャラの次男坊と元女優というヘンリー王子夫妻は、未来の国王と王妃であるウイリアム王子夫妻よりも親しみやすいというイメージがあった。しかし、ここ数年でそのイメージも逆転。王室専門家は、ヘンリー王子夫妻のある性質が影響していると指摘し、話題になっている。
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ウイリアム王子夫妻の方が「自然に自分たちを見せている」と王室作家
2017年にヘンリー王子の公式伝記本「Harry:Conversations with the Prince(ハリー:王子との会話)」を出版したアンジェラ・レヴィン氏。王子の事情通として地位を確立している同氏は、英ニュース専門チャンネル「GB News」に出演し、両夫妻の人気を比較した。
その内容を報じた英大衆紙「デイリー・エクスプレス」によると、番組ではまず司会のマーシー・ムロキ氏が「ヘンリー王子夫妻の方が親しみやすいというイメージがあるかもしれませんが、ここ数年の様子を見た限り、通りで話しかけるならウイリアム王子夫妻の方がより気楽な気がします」との考えを述べた。
ムロキ氏に対し、レヴィン氏は「若者なら他人に説教されることを好みません」と一言。さらに「こう生きるべき、と口出しされるのも嫌でしょうね」と続け、ヘンリー王子夫妻の“説教好き”が好感度を下げていると主張した。
一方のウイリアム王子とキャサリン妃夫妻は「自分たちをとても自然に見せること」で大衆にうまくリーチしているとし、ウイリアム王子夫妻の押し付けることがない姿勢を高く評価した。
ヘンリー王子夫妻の「親しみやすさ」が減った背後には、暴露インタビューから続く王室批判もあるだろう。それでも王子は、続いて回想録の出版を発表。その内容と併せて、英国民の反応も気になるところだ。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)