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トライアスロンで日本勢の初メダル 表彰台には「愛しかない」 宇田秀生の行動が話題

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

宇田秀生選手【写真:AP】
宇田秀生選手【写真:AP】

 連日熱戦が繰り広げられている東京パラリンピック。「Hint-Pot スポーツSNS調査隊」では、注目が高まるスポーツ界からSNSで反響を集めた話題やこの機会に知ってほしい選手、ちょっとほっこりするネタなどをお届けします。今回はトライアスロン男子(運動機能障害PTS4)で銀メダルを獲得した宇田秀生選手について。表彰台で見せた振る舞いに称賛が集まっています。

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表彰台でメダルをかけ合った選手たち

 宇田選手が日本トライアスロン界に新たな歴史を刻みました。

 大会5日目の28日、トライアスロン男子(運動機能障害PTS4)に出場した宇田選手。最初のスイムでは8位と出遅れたものの、バイクで3位に浮上すると最後のランでさらに1人を抜き、見事銀メダルに輝きました。

 トライアスロンは2016年リオデジャネイロ大会から採用された競技。宇田選手の銀メダルは、五輪、パラリンピック両大会を通じて日本勢初です。

 26歳の時に事故で右腕を失ってから競技と出合い、この歴史的快挙を成し遂げた宇田選手。表彰式で見せたシーンも話題になっています。

 東京五輪・パラリンピック公式インスタグラムアカウント(tokyo2020)は28日、「美しい瞬間!」というメッセージとともに表彰式の写真6枚を公開。その1枚目は、宇田選手が金メダルのアレクシ・アンカンカン選手(フランス)に左手で金メダルをかけている姿でした。

 実はこのシーンの前、銅メダルのアレハンドロ・サンチェスパロメロ選手(スペイン)も宇田選手に銀メダルをかけていました。この表彰式では、選手同士がメダルをかけ合うことで互いの健闘を称え合う流れになっていたのです。

 スポーツマンシップあふれるシーンの写真が公開されると、5.1万件もの“いいね”が集まるなど大きな反響を呼びました。またコメント欄には、「とても美しい写真」「本当に感動的!」「美しく偉大な瞬間!」「真の人間性」といった反応の他、2024年パリ五輪・パラリンピック公式アカウントも「愛しかない」とコメントを寄せていました。

(Hint-Pot編集部)