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ヘンリー王子夫妻の“王室引退”描く米ドラマ ウイリアム王子の設定が“悪役”と話題
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海を越えてしまうと、ここまで思い切った設定ができてしまうものなのか。ヘンリー王子とメーガン妃の“王室引退”を描き、物議を醸している米テレビドラマ「Harry & Meghan: Escaping the Palace(ハリー&メーガン:宮殿からの脱出)」。今度は何とウイリアム王子が“悪役”的な設定にされていることが明らかになった。
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激怒する弟に冷酷な言葉を投げる兄
このドラマをめぐっては先に、ダイアナ元妃が見舞われた“パリの悲劇”を、ヘンリー王子が見た悪夢としてメーガン妃に置き換えたオープニングシーンが話題に。SNS上では「ここまでやって良いはずがない」と激しい批判が巻き起こっている。
そんな中、英大衆紙「デイリー・メール」は“続報”を掲載。ドラマ中では、ウイリアム王子とヘンリー王子がケンジントン宮殿の庭で口論をするシーンがあり、ウイリアム王子がひどく冷酷な“悪役”として描かれているという。
問題のシーンはこうだ。メーガン妃に対する人種差別的な対応に業を煮やしたヘンリー王子が、人種差別にはっきりとした態度を示さないウイリアム王子に詰め寄る。するとウイリアム王子は冷笑して「問題は人種じゃない、文化の違いだ。米国人のメーガン。ロイヤルというよりセレブな行動をする」などと返答するという。
さらに、3月放送のインタビューで実際に暴露された“長男アーチーくんの肌の色に関するコメント”を嘲笑。「これで最後になるようはっきり言っておくが、家族の中でダイバーシティが進むのは良いことだと(いう意見に)私は同意する」と語る冷酷なキャラクターになっている。
またヘンリー王子は父チャールズ皇太子にも必死で面会を求め、現状を訴えようとするが、次期国王は逃げ腰で次男王子と会おうとしない。
しかし何も知らない米国人がこのドラマを観てどう思うのか? 放映後の反響にもぜひ注目したいところである。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)