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ヘンリー王子とメーガン妃 NY訪問で「不安とプレッシャー感じていた」 専門家分析

公開日:  /  更新日:

著者:森 昌利

ニューヨークを訪問したヘンリー王子とメーガン妃【写真:AP】
ニューヨークを訪問したヘンリー王子とメーガン妃【写真:AP】

 ヘンリー王子とメーガン妃が、久々に公の場へ姿を現した。現地時間23日、米ニューヨークに到着した夫妻は、同時多発テロ犠牲者の追悼施設「国立9月11日記念館・博物館」を訪問。多くの人が見守る中、施設を見学し市長らと対面した。そこでボデイランゲージの専門家は、この時の夫妻からこれまでと違う様子が見て取れたと分析し、話題になっている。

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米ニューヨークの慰霊碑訪問における行動を分析

 発生から今年で20年を迎えた米国の同時多発テロ。追悼施設を訪問したヘンリー王子はダークネイビーのスーツ、メーガン妃はネイビーのウールコートと、ダークトーンでまとめたコーディネートだった。笑顔が少なく真剣な表情が目立ったこの訪問について、ボディランゲージ専門家は夫妻が “不安”や“重圧”も感じていたと指摘している。

 英大衆紙「デイリー・ミラー」が掲載した記事によると、ボディランゲージ専門家のジュディ・ジェームス氏はまず、王子の行動を分析。緊張を示すジェスチャーが多く見られたと述べた。

「ハリー(ヘンリー王子の愛称)は会場へ入ってきた時、特に不安そうな様子で妻の背中を触って小さく操るような仕草をしていました。その後、歩きながら何度か確かめるようにジャケットや服を触っていたジェスチャーは、緊張を示すものです」

 また妃は「(ヘンリー王子の)先を早足で歩いて観衆に短く手を振り、微笑むという2人の特徴的なスタイルでした」とする一方で、いつもより愛情表現が控えめだったという。これまで妃は、公衆の面前でも王子に愛情たっぷりの視線を送り、常に手をつなぐなどしてきた。同氏によると、今回2人のそうした行動が少なかった理由は、厳粛な訪問目的に合わせた行動だったという。

 また、王子が妃の様子を何度もチェックし、写真撮影中もポーズをとりながら話しかけていたが、一方の妃は無反応だったという。王子に視線すらも向けなかったことから、「彼女(メーガン妃)もこの非常に注目度が高い公の場への復帰に、プレッシャーを感じていたのかもしれません」と、今回の訪問は妃にとってもあまり心地の良いものではなかった可能性を示唆した。

 夫妻を支持する人が多いとされていた米国でも、最近は2人に対する批判的な記事が目立ち始めている。同氏の主張通り、妃が公の場に姿を現すことに多少の不安を抱いていたとしても不思議はない。

 しかし、これが英国での登場だったらどうなったのだろうか? 王子夫妻は、来年開催されるエリザベス女王在位70周年記念イベント「プラチナ・ジュビリー」に正式招待されているという。王子夫妻に対する厳しい意見が目立つ英国で、一般の反応に対する不安は今回のニューヨーク訪問と比較にならないほど大きくなるのは間違いないだろう。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)