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ヘンリー王子夫妻 米同時多発テロ跡地訪問に批判 「“ポーズ”以外の何物でもない」
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25日のライブイベント「グローバル・シチズン・ライブ」に出演するため、米ニューヨーク入りしたヘンリー王子夫妻。23日には「ワン・ワールド・トレードセンター」を訪問し、州知事や市長と対面した。この場所は、今年で発生から20年の米同時多発テロ(911)で大きな被害が出た世界貿易センタービルの跡地。王子夫妻の訪問に対し、SNS上では疑問の声も上がっている。
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「チャリティにつながるとは思えない」 SNSの投稿が話題に
久々に公の場へ現れたヘンリー王子とメーガン妃。ニューヨーク入りした2人はまず、同時多発テロの発生地に建てられた「ワン・ワールド・トレードセンター」や「国立9月11日記念館・博物館」を訪れた。
ワン・ワールド展望台では、ニューヨーク州知事のキャシー・ホークル氏とニューヨーク市長のビル・デブラシオ氏が王子夫妻と対面した。しかし英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が掲載した記事によると、この行動に疑問が噴出しているという。
英王室のメディア対応に注目する自称“米国のPR専門家”のツイッターアカウント「ロイヤル・ティー」(@UKRoyalTea)は、王子夫妻が行った今回の訪問に関し、「私は彼ら(ヘンリー王子夫妻)が久しぶりのお目見えとなった席で、ニューヨークで人気があるとは言えない政治家と一緒に写真を撮ったことに困惑しました」とツイートした。
さらに今回の訪問について「チャリティにつながるとは思えず、ただ単に9.11の慰霊碑前で記念撮影をしたというのは、“ポーズ”以外の何ものでもありません」と続け、話題になっている。
王室作家のアンジェラ・レヴィン氏はこの批判に先立ち、今回の2人の行動を「疑似ロイヤル」と呼んで非難。王室を引退しながらも「公務の真似事をしている」と手厳しい意見を述べていた。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)