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ウイリアム王子に王室内の実権が移行? ヘンリー王子は“不都合が増える”と専門家
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2022年に在位70周年のプラチナ・ジュビリーを迎えるエリザベス女王。前人未到の記録である一方、女王が96歳を迎えることで英国君主としての職務は実質的に次期国王のチャールズ皇太子と王位継承順位第2位のウイリアム王子に引き継がれていくという。ただそうなると、専門家はある人物が“割を食うことになる”と主張している。
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「主要な案件がすべてウイリアム王子の元へ行く」と専門家
このほど気になる主張をしたのは、王室コメンテーターのニール・ショーン氏。英大衆紙「デイリー・スター」は、同氏のYouTubeチャンネルでのコメントを紹介している。
同氏が“確かなソース”から掴んだ情報によると、エリザベス女王が高齢になったことでその実権移行が進んでいるという。さらに、王室が“21世紀型のロイヤル作り”を目指しているため、重要案件の決定権は72歳のチャールズ皇太子より未来の国王であるウイリアム王子にゆだねられるそうだ。
その上で、同氏は「これはハリー(ヘンリー王子の愛称)にとっては悪いニュースでしょう」と主張。「なぜなら、ややソフトなチャールズ皇太子と恐らくさらに気楽なエリザベス女王に滑り込ませたかった主要な案件が、すべてウイリアム王子の元へ行くからです」と述べ、ウイリアム王子が王室内で現在よりも中心的な立場になることで“不都合が増える”との見方を示した。
確かに先日、メーガン妃がエリザベス女王の前で長女リリベットちゃんの洗礼式を行いたいと熱望していることに対し、ウイリアム王子が断固反対しているとの報道もあった。
“王室引退”だけでなく問題の暴露インタビューに対しても、王室内で最も激怒していたと伝えられるウイリアム王子。怒れる兄よりは、祖母や父の方が甘い対応を期待できるヘンリー王子にとって、ウイリアム王子に権限が移行する話はあまり朗報とは言えないようだ。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)