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ウイリアム王子夫妻とヘンリー王子夫妻に風格の差? 「ロイヤルのあるべき姿示した」と専門家
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先日、無事にスコットランドツアーを終えたウイリアム王子とキャサリン妃。連日披露された妃のコーディネートをはじめ、子どもたち3人のイニシャルが刻まれたネックレス、オフ時間に満喫したデートなどトピックスは豊富だった。しかし何と言っても、注目すべきは未来の国王夫婦に相応しいその風格だ。王室専門家の見方によると、2人はヘンリー王子夫妻と「意図的にコントラストをつけている」という。
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ウイリアム王子夫妻はツアーで「ロイヤルの存在感とは何か」を示したと専門家
王室専門雑誌「マジェスティ」の編集長イングリッド・シュワード氏は先日、独日刊紙「ビルド」の取材に応じてコメント。英大衆紙「デイリー・エクスプレス」はその中で、王子夫妻がツアーで見せた佇まいについて言及する箇所に注目した。
同氏はまず、ツアーにおける王子夫妻を「ロイヤルの存在感とは何か、ということを人々に見せたかったのでしょう」と称賛。さらに今回の公務では「自分の子ども時代は『問題が多かった』と語り、不満を表したヘンリー王子と意図的なコントラストをつけました」と主張し、ヘンリー王子を“反面教師”にしたとの見方を示した。
今回のツアーでは21日からウイリアム王子が単独で現地入りし、キャサリン妃は24日から合流。27日までタイトなスケジュールが組まれた中、多くの関係者と会い精力的に公務をこなした。しかも、多忙の中でも妃は闘病中の少女と再会。「ピンクのドレスを着て会う」という約束を果たすなど、確かに“ロイヤルのあるべき姿”を見せていたといえる。
シュワード氏が指摘する通り、王子夫妻が今回のツアーで弟夫婦を“反面教師”とし、意図的な行動をとったかどうかは不明だ。だが他の報道では、ウイリアム王子の発言がヘンリー王子の主張を打ち消していたと見るものもある。ともあれ、王子夫妻は新時代における“英王室の顔”として、その評判を明らかに高めていることは間違いないだろう。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)