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ヘンリー王子 回顧録で王室の“人種差別主義者”暴露あるか 出版社が求めると推測も
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世界を驚愕させた3月放送のインタビューでは、アーチーくんの誕生前に肌の色を気にする“人種差別主義者”がいたというメーガン妃の暴露は強烈だった。そして、同じインタビューでヘンリー王子は王室メンバーの誰が発言したか特定はしないと宣言。ところが、来年に出版が予定されている王子の回顧録で明らかにされる可能性も考えられるという。
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「出版元からのプレッシャーに負けて」明かす可能性が?
3月放送のインタビューで暴露された王室内の人種差別的発言。ヘンリー王子は人物の特定を避けたが、インタビューでホストを努めた米司会者オプラ・ウィンフリーが放送翌日朝のテレビ番組で「エリザベス女王とフィリップ殿下ではない」と明言した。だがその後も現在まで長くくすぶり続け、来年に出版が予定されている王子の回顧録で明らかにされるのではないかという説が幾度となく浮上している。
英大衆紙「ザ・サン」が掲載した記事によると、今回新たに発言したのは王室作家のペニー・ジュナー氏。同紙に対し「出版社は(ヘンリー王子に)大金を支払っています。当然見返りを求めるはずです」と語った。
「サン」紙は出版元のランダムハウスが支払った前払金が1500万ポンド(約23億1000万円)と改めて強調。そしてジュナー氏は、王室内の誰がアーチーくんの肌の色について発言したのか、出版社側が「名前を暴露させることも考えられます」と語った。同紙は「出版元からのプレッシャーに負けて」明かす可能性があるのではと予想している。
またジュナー氏は王子がダイアナ元妃の生前の友人筋を“取材している”と指摘。「彼は母親の人生を調べており、回顧録では両親の結婚と別れ、不倫に触れるでしょう。それは、彼の父(皇太子)とカミラ(夫人)にとってはとてつもないダメージを生む可能性があります」と続け、回顧録出版が次期英国王夫妻にとって非常に憂慮すべき事態を招くと予言した。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)